追記「被災地のガレキ処理」の問題

「平成24年の初めに 「被災地のガレキ処理」の問題」の追記です。

食品の放射性物質が問題です。

原発が危険、という主張には科学的根拠があります。
というのも、
①特定の放射性物質はフィルターで吸収できず、環境に流れ出てしまうのです。
②低線量の放射性物質でも被曝すれば遺伝子を傷つける(閾値はない)

これは前回引用の「寿命調査 第13報」でも確認されています。

原発が危険ではないかもしれない(「工学的安全」)、という主張には統計的根拠があります。

厚生労働省が出している「都道府県別平均寿命」を見て下さい。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/tdfk05/02.html

御存知の通り、福井県は「原発銀座」と言われています。福井県の海、若狭湾は入り組んでおり海流で流れていくことも少ないと予測されます。しかし、福井県は、

男性が全国第4位
女性が全国第11位

です。
表1の下、図1では長寿を示すピンク色です。

ここから推測される結論は幾つかあります。

A) 原発の出す低線量被曝は誤差値以下でしかない、無視できる

B)原発の出す低線量被曝は誤差値以下ではないが、食生活や地域の繋がり(福井は強い地域のつながりがあります)などの影響より少ない

C)原発の出す低線量被曝は誤差値以上の要素だが、食生活などによって抑え込める

D)原発の出す低線量被曝は誤差値以上なので、福井の平均寿命は低下している=本当ならば福井県は平均寿命第1位である

以上の4つがスッと出てきます。
この中から選ぶためにはさらなる事実が必要になります。また、E)~の可能性も論理として導き出せます。

全く別の分野の事実、科学的事実や統計的事実を持ちわせて見て、多角的に観ていくことが大切である、と考えます。

都合のよい事実しか見ず、あるいは見せずに推進されてきた原子力政策を根本から振り返るために大切である、と考えます。

その上で、「ではどうするか?」=「どの食品を買うか」を考えて頂きたいです。
それが生きていく、自分を大切にする、家族を大切にすることに繋がっていく、と私は考えています。 .
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No title

今日は石上国語教室様での講義参加させていただきましてありがとうございました。

哲学をとてもわかりやすく教えていただけました。

自分を大切にする、家族を大切にすることを教えられる先生が大学にいらっしゃること、素敵です。

有り難う御座います

コメント有り難う御座います。

HPの方にコメントを差し上げ、こちらのお返事をすっかり失念しておりました。
大変失礼致しました。お詫び申し上げます。

素敵、と過分なお言葉有り難う御座います。

次回は3月末に「哲学のススメ」のお話をさせて頂く予定です。
その時に「家族を大切にするのは中々難しいよ。いつも悪戦苦闘でそうやってもがき続けていっています」とお伝えしようと思っております。

講演になると、格好つけてしまい、奇麗事ばかり言ってしまいます。
終了後幾つか反省し、今後にも生かしたいです。

拙い講演で何か感じることがおありでした様で本当に嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します。
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