属人的組織風土の解消の向けてⅡ

 平成23年11月24日の関連エッセイ「属人的組織風土の解消の向けて」について、確認作業を行いました。

 阪急阪神ホールディングス株式会社様に問い合わせコーナーからメールを出し、解答を頂きました。

 参考資料として添付します。

①問い合わせメール(関連項目のみ)

「 11月19日の「日本比較生活文化学会」で角和夫社長が、御社の組織の決定について
発表されました。
 取締役会議の前に企画会議があり、課長クラスの発表もある、と述べておられまし
た。
 私は静岡理工科大学「科学技術者倫理」を担当しており、今回の福島原発事故後の
対応策について組織の決定について考察しております。発表後の懇親会でも直接角社
長にご質問させて頂きました。大筋はつかめたのですが、細部をお聞きしたいです。」

②問い合わせと解答 

例:(1)企画会議の正式名称 ←問い合わせ項目
 :阪急電鉄=経営企画会議 ←解答


(1)企画会議の正式名称
阪急電鉄=経営企画会議

(2)企画会議に出席できる最下の役職名
原則として課長職

(3)企画会議の議事録の公開性(社内でのアクセス権は
一般社員にあるのか、担当部署のみなのか)
構成員に回付

(4)企画会議への取締役の出席の義務かそうでないか
経営企画会議の構成員は、社長以下、社長が指名する
取締役、部長。
(取締役全員が出席義務となっていない)

(5)企画会議での発言権の最下の役職名
上記構成員のため、説明者以外の最下の役職は部長職となる。

(6)企画会議での決定事項の取締役会議での取り扱い
(一般的意味すぎますが)付議基準に基づき、取締役会へ付議。
(付議が不要なものは、稟議等の手続により遂行)

(7)企画会議の発案者
ご質問の意味が分かりかねます。

(8)企画会議の初開催時、開催回数と1年での回数
現在の形は、2005年から。おおよそ月に2~3回程度開催。

(9)これまで取締役会議で採用された件数
恐れ入りますが、回答を差し控えます。

③解答メールの付記

事業会社の阪急電鉄についてのご質問につきまして以下の通り順に回答申し上げます。
(※純粋持ち株会社の阪急阪神ホールディングスにおいても、これに準じた形です。
構成員が部長や課長の代わりに、グループ各社の代表者(取締役クラス)などに置き換わるイメージでございます。)


④考察
 丁寧な解答に大変感謝致しました。
また、私からの問い合わせ日時が「Sent: Friday, November 25, 2011 1:44 PM」であり、
阪急阪神ホールディングス株式会社様からの御回答が「2011年11月25日 金曜日 午後3:04」です。
 会社内の組織運営について、僅か1時間20分で回答が送られること(書くのに10分は必要と考えるともっと短くなります)に感服しました。
 ここから、阪急阪神ホールディングス株式会社様の情報公開性、社長や担当役員の意思決定を伺わなければならない秘匿性(クローズ)などがないことが傍証されたと考えます。
 
 阪急電鉄=経営企画会議における回答内容は、角和夫社長から口頭でお聞きしていたことと違わず、組織の公開性の高さを示す内容でした。

 メールの返信時間とその内容、また、阪急電鉄=経営企画会議という組織運営方法は、属人的組織風土に向けて大いに参考になると考えます。
 製造物の事故予防や再発防止について、現場監督の代表者と技術担当の技術責任者(管理者ではなく)を会議に出席させることが重要であると考えます。

 今後の事故防止についてご参考になれば幸いです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

    名前:高木健治郎

書いたもの(平成29年度)
哲学(平成28年度)
科学技術者の倫理(平成28年度)
書いたもの(平成28年)
科学技術者の倫理(平成27年度)
哲学(平成27年度)
書いたもの(平成27年)
哲学(平成26年度)
「科学技術者の倫理(平成26年度)
講義録「哲学」
書いたもの(平成26年)
書いたもの(平成25年)
論文(高木健治郎の)
講義録「科学技術者の倫理」(平成25年度)
高木ゼミ『銃・病原菌・鉄』
高木ゼミ全6回『ぼくらの祖国』
教養講座6回分(平成24年度)   講義録21~
講義録「科学技術者の倫理」(平成24年度)     講義録1~15
最新記事
講義録「科学技術者の倫理」(平成23年度)
石上国語教室で行われた講演のレジュメです。哲学が足りなかったのが、福島原発事故の原因の1つではないか、と考えています。

「哲学のススメ2」レジュメ

最新コメント
カテゴリ