原発資料「ベント失敗なら、敷地境界で致死量近くとの試算」



読売新聞 9月14日(水)10時40分配信
 経済産業省原子力安全・保安院は13日、東京電力福島第一原子力発電所の事故翌日の3月12日午後1時ごろに、格納容器の圧力を下げることができなかった場合、格納容器が破損して、敷地境界の被曝(ひばく)線量が、「数シーベルト以上に達する」と試算していたことを明らかにした。

 試算が記されたのは「1号機において耐圧ベントができない場合に想定される事象について」と題された文書。当時、1号機格納容器の内部圧力が高まり、東電は、圧力を下げるため蒸気を逃がす「ベント」を同日午前10時ごろ始めていた。しかし、成功したかの確認に手間取っていた。

 文書には「格納容器圧力が設計圧力の3倍になった場合、10時間後(12日午後11時)に大量の放射性物質が放出される」「気象条件によっては発電所から3~5キロの範囲で著しい公衆被ばくのおそれがある」との想定を盛り込み、対応策として、消防車による注水などを掲げていた。

 ※1シーベルトは1000ミリ・シーベルト。7~10シーベルトを浴びるとその場にいる全員が死亡するとされている。
最終更新:9月14日(水)10時40分


考察:重要な資料が6カ月を過ぎて出てくる。この資料を元にして、最悪を想定した上での対策を取らなかったことが残念である。
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