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配布プリント『論拠を鍛えよう ―昔話「うさぎとかめ」を題材に―』

 配布プリント『論拠を鍛えよう ―昔話「うさぎとかめ」を題材に―』、静岡英和女学院中学校・高等学校様で、60分の授業で配布したプリントです。

 授業は、石上国語教室様の依頼です。

静岡英和女学院女子中学校・高等学校様HP
http://www.shizuoka-eiwa.ed.jp/

石上国語教室様
http://www.kokugokyoushitsu.com/

 以下レジュメです。WORDのA4で表裏1枚配布です。

                                                氏名             

                                             平成30年12月13日
『論拠を鍛えよう ―昔話「うさぎとかめ」を題材に―』
                                                高木 健治郎

 今回は、自分の考えを書き表す部分、「論拠」を鍛えてもらいたいと思います。
 4月にお伝えした三段論法の「論拠」のことです。小論文の問題で「あなたの考えを書きなさい」という設問がありますが、「論拠」が鍛えられていると、適切に答えられるようになります。「事実」は馴染み深い昔話「うさぎとかめ」にして、「論拠」に集中しましょう。


・三段論法:論文には事実、論拠、結論が必要 (アリストテレス著『弁論術』)
・事実:論文の出発点:多くの人が受け入れている事柄。客観性、普遍性を持つ。
・論拠:論文の独自性:筆者だけの考え方 他の人は別に考える。
・結論:言いたいこと:小論文なら問題文とつながっている必要がある。解答。

-------------個人作業(Personal Work)-------------
 ある時、ウサギに歩みの鈍(のろ にぶ)さをバカにされたカメは、山のふもとまでのかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々(よゆうしゃくしゃく:余裕のあるようす、しれっとしたようす)で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。

 子供の時にこの話は、①「努力は才能にまさる」、②「油断大敵」、③「ちりも積もれば山となる」などの意味と教えられたと思います。子供の時の考え(論拠)に高校生になった考え(論拠)を付け加えてみましょう。ヒントは高校生の目で見てみましょう。問題の前提(事実)を疑ってみましょう。

設問1 この話の意味を①~③以外の意味を考えてみましょう。諺で書いてもOKです。A)[                         ]
B)[                         ]
C)[                         ]
D)[                         ]
E)[                         ]
F)[                         ]

-------------ペア作業(Working with two people)-----------

設問2 お相手の名前を書いてください[               ]さん
設問3 お相手の設問1と共通の考えを書いてください。

設問4 お相手の設問1と共通しない考えを書いてください。

設問5 上記以外の考えを二人で話し合って探してみましょう。なるべく多く。

設問6 設問3~5で合わせて幾つでましたか。  [         ]個
設問7 設問3~5の中であなたが最も独自性を感じる意見を一文で書いて下さい。
[                         ]

-------------個人作業(Personal Work)-------------
設問8 講師の説明のメモスペース

設問9 講師の説明であなたが最も独自性を感じた意見を一文で書いて下さい。
[                         ]
設問10 三段論法でこの話を小論形式で書いてみましょう。

事実(昔話から引用して下さい):

論拠(設問7か9を書いて下さい):

結論(昔話をどう解釈したかです):

設問11 感想

小論提出:次回(1月17日)、題『昔話「桃太郎」を私の目で見てみると」
     今回の昔話「うさぎとかめ」を参考にして書いて下さい。
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