哲学4-2 学生コメント集

 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのままで、誤字脱字等は直します。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。△は補足です。

○いろいろと日本人の女性の綺麗な話が聴けたのは良かった。ただ、ホテルへのアンケート結果を聞いた時に、「日本人はそんなに称賛される程のものなのか」と疑問に思えた。それが「当たり前」だからそうではない「欠点」に目がいってしまっているのだろうか。

★アンケート結果に疑問を持ったのはいいですね。是非とも調べて見て下さい。講義に限らず疑問に思ったことを直ぐに調べて見る癖をつけて下さい。また、今後海外に行く機会があれば、その疑問を現地の人に聞いてみて下さい。

○先生の家庭での女性優位の例え話が妙にリアリティがあって実話ではないかと感じた。

★(笑) 実話にも基づきますよ。ただ、物語と来歴です。かみさんにイラついた時に日本人の知恵(物語)を基準にして家族の基準(来歴)にして行くのが大切だと思うのです。そういう面からも観て下さい。

○日本語では、父なる~と比べて、母なる~の方が多いように思います(あくまで主観)。もしかしたら母の影響が大きいというのもあるのでしょうか。

★あると思います。「母なる~」の方が言われてみれば確かにそうですね。素晴らしい点に気が付きますね。長所です。

○日本古代、歴史上の男女の地位についていろいろ勉強しました。中国では昔からずっと男性の地位は女よりずっと高いから、日本の歴史を勉強して、ショックしました。

★そうでしたか。講義をして良かったです。「ショック」を是非とも大学で沢山受けて下さい。それが人生の糧になってくでしょうから。また、講義でしつこく話しましたが、「自国が素晴らしい。他国はダメだ」というのは学問の公平さを欠いていることを知っておいて下さいね。

○今まであまり母親に感謝する事はなかったのですが、改めて大切だと思いました。昔も今も差別は無くならないので無くすためにはどうしていけばこれから考えていきたいです。

★これからどうすべきか、ということを考えてくれて嬉しいです。何よりです。「哲学は日常生活が別の視点から観える」と言いました。お母様もこれまでと別の観点から観られるようになったのは嬉しいです。

○男女平等になったら男女対等にならなくなりますか?

★ならなくなります。男女平等とは、男も女も同じになる、という意味です。つまり、1つになるのです。対して対等は、男と女がそれぞれ別で良い、という意味です。つまり、2つで良いのです。

○良いということだけではなくそれを悪いと思う方も知りたかった。最近は日本を素晴らしい国という番組が多くあるが、反対の悪い面も知りたく思う。

★健常な精神だと感じました。私もTV番組の転換には同感です。講義は4回目ですが、これまで2つ、根本的に日本を批判してきました。今回は素晴らしい面を挙げましたが、講義は15回ですので、15回で見てみて下さい。また、「知りたい」という単語が出ました。是非とも自分で調べてみて下さい。『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』 (中公文庫)がお奨めです。

△「母親に感謝したい」というコメントを多くの学生が書いてくれました。感謝します。
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