哲学1-2 学生コメント集

 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。明らかな誤字は訂正します。考察をつける場合もあります。

○哲学というものは聞いたことがありますが、実際にはどんなものなのかまったくわかりません。問2の答えで「みんなが行くから」と書いていた人がいましたが、僕はそれが哲学とは思いたくありません。哲学はもっと深い答がいいなと思っています。単純な答えなんて哲学とは思いたくありません。

★強い気持ちが伝わってきました。安心してください、「みんなが」という答えを疑っていくのが、哲学の出発点です。ただ、問題は○○くんが、「哲学を知らないのに、哲学とは深くあって欲しい」ということです。本を読んで、つまり事実に基づいて自分の興味のあることを深めていってください。それができるのが大学の長所です。是非とも伸ばしてください。

○この授業で、たくさん知識を習った。例えば問題を解決する方法、考え方、でも、留学生ですから、先生の話は分からない所はまだいっぱい。

★そうでしたか、では、このブログで復習をしてくださいね。同時に私に直接質問に来て下さい。分からないことはどんどん教えますから。お昼休みには、だいたい教室にいますので、気がるに来て下さい。留学生だから、と遠慮しないでくださいね。

○この授業を受けられることを高校のころからずっと楽しみにしてきました。というのも自慢ではありませんが、そのころから哲学の真似事のような思想を繰り返していて、哲学の存在を知ったときに、妙に親近感がわいたからでした。普段では形にできない考えを改めて考え直すことができ、とても楽しかったです。

★そうでしたか、私の授業が○○くんの知的好奇心を刺激するものであるように頑張ります。それにしても、高校生の頃から、というのが凄いですね。是非とも、シラバスにある参考書を読んでみてください。沢山学ぶことがあると思います。

○普段から哲学の本を読んできた私ですが、自分の考えの小ささを深く身にしみました。高木先生のお話を聞いていると、今までうわべしか知らなかったことの裏側や真理が伝わってくるようです。これからも哲学の講義をしっかり勉強して、自分の考えや視野を広くしたいです。よろしくお願いいたします。

★こちらこそよろしくお願いいたします。知的好奇心とコペルニクス的転回があったようで嬉しいです。そういう体験は人生の宝になりますから、大切にして行ってくださいね。というのも、つい先日私自身が「ああ、私はなんと未熟だったのだ」という想いに浸ったからです。石田梅岩先生を調べて、悪戦苦闘しているときでした。私の知ったかぶりさ加減に、背中で冷や汗を書くほどでした。けれども、それを知れて私は良かったなぁ、一生の宝だなぁ、と感じたのです。今後一緒にプラトンの出した問題を考えていきましょう。

 以上です。

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