映画「祝(ほおり)の島」


(劇場映画) 年度: 2010
国: 日本
公開日: 2010/6/19
うたい文句:原発予定地から朝陽が昇る。島の一日が、今日も始まる。


反原発運動の怖い映画!! かと思っていた。
撮る監督さんもそう思っていた(映画の後の本人談)

「昨日のTVは面白かったの~」の間に反原発デモ

「晴れになるといいんじゃか~(いいんだよね)」、「そうじゃの~ぅ(そうだね)」の間に反原発デモ

今まで見たことのない、反原発運動。可愛い! 穏やか! 仲良く!

今までの反原発運動は、怖い! 叫ぶ! 非難!


 上質のドキュメンタリーは、何か新しい感覚をもたらしてくれる。

一言で言えば「へ~~!!」だ。

その「へ~~!!」の深さがあるものが上質のドキュメンタリーの証拠でもある。

この映画の「へ~~!!」は相当に深かった。

『いのちの食べ方』、『スーパーサイズ・ミー』に匹敵する最強クラスの「へ~~!!」だった。

 最強クラスの「へ~~!!」は清々(すがすが)しい。何にも変えがたいくらい素晴らしい。生きていて良かった、と感じれるからだ。

 それは親友や伴侶、家族の本質を見た時と同じ感覚だろう。映画監督は、1年9ヶ月島で生活して撮っている。また、どこにでもいるような格好に性格なのだ。

 「ああ、この人でなければ撮れないんだな」

 と映画の後の本人談を聞いて納得してしまった。家族や親友でなければ見れない面は貴重な思い出になるように、この「祝の島」も貴重な思い出になって私の一生の肉体感覚として残っていくだろう。

 最後に映画の内容にも。

①とにかく笑う♪ 笑う反原発運動♪ 吉村昭氏の「事実は小説より奇なり」という言葉通り。

②「原発の何が憎いって、賛成と反対でズタズタになったでしょ。ご近所も親類も。それが憎いよね。」Byお母さん

③「苦しい時もあるけれど、みんな仲間じゃけ~(だよ)。なかよ~せんと(仲良くしよう)」Byお父さん

④「生きる目線を何処にあわせるかが大切。この田んぼはおじいさんから受け継いだ。子や孫は継がない。でもそれで良いんだ。」

⑤「反原発運動に参加すると死んだお母さんが後ろにいる気がする。お母さんが大切にした海や山を守っていくことだもの」

 ②~④は記憶に残った言葉なので正確ではありません。

 見てから、何度もこの映画の素晴らしさを言葉にしたいと思って考えました。そのくらい好きになってしまいました。

 素晴らしい1日でした。「祝の島」、有り難う御座いました。
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