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哲学15-2 学生コメント集

 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。△は補足です。考察をつける場合もあります。

 考察
△数多くの多様な意見が出ました。
△他方、先生に対する批判、批難が少ないように感じました。また、「自分で調べてみます」という意見が増えました。
△日本の進むべき道、を一緒に考えましたが、「ロゴス国家」を目指したい、という人が過半数を超えました。
△仁徳天皇の民のかまど、昭和天皇の終戦時の御英断に対する感想が多かったです。
△大学の地元駅にある二宮尊徳像と掛川市民の「報徳の精神」で新幹線掛川駅が出来たことに対する称賛の声が多くありました。
△以上から、学生自身が心の底から考えて受講してくれた結果だと考えます。


 問題の出題文
問1 私達(日本)の国家はどういう国になっていくのが「善い」でしょうか。
△シラバスの目標です。「私(学生本人)はどのように生きるのが「善い」でしょうか」は前回考えてもらいました。

問2 世界最大の御墓はどこの国にある?
△日本です。仁徳天皇陵で、以下のHPの画像が判り易いです。
大阪府堺市HP「世界三大墳墓の大きさ比較」より
http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/sei/sandaifunbo.html

問3 問2はどうして世界最大になった?
詳しくは「哲学15-1」をどうぞ。

問4 今回の感想

問5 講義15回を通して一番印象に残ったこと


 -学生コメントと返信に入ります―

 ―「問4 今回の感想」でのコメント―

○今後の日本国がどういう国になるのか気になった。

★気になりますよね。ただ、日本は民主制の国家であり、民主主義の長い伝統を持つ国です。ですから、誰か権力者が決めてくれるのではなく、○○くんが決めていく国家なのです。それを忘れずにいて下さい。有り難う。

○仁徳天皇が二宮尊徳が昭和天皇が民を思い国を救った。正に、君子は諸(これ)を己に求め、小人は諸を人に求めました。国民が小人であったがゆえに、その責任が天皇に向けられると思うと心が痛い。流れに任せ思考を止め真意を見ないそんな人にはなりたくないと思いました。

★有り難う。あなたのコメントが深く心に刻まれました。有り難う。「君子は諸(これ)を己に求む、小人は諸を人に求む」は講義の冒頭に声に出して3回全員で述べたものでしたね。よくぞ覚えていてくれました。講義は根本で流れる点がずーっと変わりませんでした。そのことをしっかりと受け止め、ご自身で考えてくれたこと、嬉しいです。私も「流れに任せ思考を止め真意を見ないそんな人にはなりたくない」と思っています。一緒に頑張っていきましょう。

○今回の授業が私には一番印象に残った。今まで訊いてきた授業の要点が詰まっていたし、日本の国のあり方、ロゴスという考え、人のため、国のため、世界のためを思って何かを起こすなら、(結局はだが)自分の身を少しでも犠牲にして立ち向かっていかなければならないと改めて考えさせられたから。だれかが何とかしてくれるだろうという呑気な考えは御免だ。

★そうでしたか、そうですね。嬉しいです。要点が詰まっていましたか、良かったです。講義全体を通してまとまるように練り上げてきたのです。嬉しいです。「だれかが何とかしてくれるだとうという呑気な考えは御免だ」は心に残りました。15回の講義を終えて、帰りにバスを待つ時に、絶景の夕日を見ながら口に出しました。大学の夕日は、世界一心に迫ってきます。私も、「働く=八方楽く」を目指します。一緒に考えていきましょう。有り難う。

○天皇や二宮尊徳の行為はほとんど知らなかった。なぜこのようなことが世間に知られていないのか疑問に思った。

★そうですよね、私もこの疑問にぶち当たりました。最初は、アメリカが「自国の平和」のために日本に愚民化政策を行って結果である、という事実が判ってきて、憤りを感じました。江藤淳氏や有馬哲夫氏のご著書を読んでください。しかし、その内に、「アメリカの影響力はそれほど大きいのは何故か?」という疑問にぶち当たりました。そこから見えてきたのは、日本人が

「だれかが何とかしてくれるだろう。損をして、こんな問題をしても得をしないから考えない、見ない、聴かない」

という日光東照宮の「見ざる(猿)聞かざる言わざる」のような敗戦後の日本人自身の問題でした。そしてその問題はソクラテスやプラトンの哲学者の根本衝動と似通っていたことが見えてきました。ですから、大学の「哲学」の講義で取り上げたのです。私達自身の問題なのです。世間に知られていないのは私達自身の責任です。しっかりと一緒に受け止めて行きましょう。

○自分の国(ペルー)では、ロゴス国家のような伝統的価値を大事にしている事からロゴス国家の欠点では曖昧さではないような気がしました。

★嬉しい意見です。有り難う。いつも鋭く、そして素晴らしい感想をくれました。感謝していました。ペルーについて知ってることは少ないので、春休みを利用して少し調べてみようと想いました。場所と時間があれば、ペルーについて教えて欲しいです。次に大学に行くのはまだ予定が出ていませんが本年度の9月になる予定です。

○科学技術者の倫理の授業を受けていたので、もうちょっと別の話も聴いてみたかった。

★そうでしたよね、被ってしまって申し訳ないです。ブログの方に授業内容以上のものがありますから、是非ともそちらを読んでみて下さい。来年度への反省点をして受け止めます。有り難う。

○今日の講義で、天皇がいかに民のことを思っているか、行動してきたか等、興味深い話でためになった。しかし、天皇以外の話は果たして本当なのかという思いがあり、実際に調べてみようと思う。

★嬉しいです。「実際に調べてみよう」というのが心から嬉しいです。天皇以外の話、とはアメリカの愚民化政策等でしょうか。「哲学15-1」の方に書きましたが、有馬哲夫氏と江藤淳氏の本が根拠になっています。調べるヒントになれば嬉しいです。調べて何かまとめたら、是非とも見せて下さいね。

○アメリカに対する不満は良いが、少し陰謀論じみているところもあると思うので、明確な情報を示した方が良いと思う。

★有り難う御座います。「出典はブログの方で」と授業中に述べたように載せてありますが、念のため繰り返します。

「哲学15-1 私達の進むべき道を考える」抜粋

「③アリストテレス国家:日本の漢字解体などは有名ですが、「3つのS(エス)」というのも紹介しました。「Screen(映画)、Sex(性産業)、Sports(スポーツ)」です。日本に対する愚民化政策です。学生のある人から「陰謀論めいている」とコメントがありました。なるほど、と思い、私が講義で話す時の立脚している本を紹介します。

有馬 哲夫著 『日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」』  新潮社

有馬先生が自身でアメリカの国立公文書館でCIAの対日政策の中からファイルを探してこられた本です。特定の人間や会社ではなく、日米の構造的な視点で述べられています。こうした政策を日本人は許容できるのでしょうか、日本だけの「自国の平和」を目指すために。」

 以上が抜粋です。また、江藤淳著『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』も代表例です。また、当の内容は別の講義「科学技術者の倫理」で原子直発電導入時にも関係してきます。本年度の「科学技術者の倫理」の講義録の方も参照してください。
 事実を確認する指摘、学術上最も大切な点の1つです。有り難う。また、疑問質問等を是非寄せて下さい。

○日本の現状の話もあったが、ノモス国家やアリストテレス国家の利点も知りたかった。

★なるほど、指摘の通りでした。さらーっと一言二言で流してしまいました。改めて書いてみます。ノモス国家の利点は、まず、楽ちん、であることです。誰かに責任をなすりつけ、自分の幸福だけを考えればいい。何とも楽です。赤ん坊は実に幸せそうに笑います。ノイローゼも殆どありません。社会が見えてくる1歳を過ぎて来ると複雑な思考をして大変になってきます。食欲、睡眠欲だけを追求できることはある意味で民衆は幸せです。大人になれば性欲と名誉欲も加わりますが、それだけを考えられれば幸せでしょう。アリストテレス国家ですが、支配的な国家であれば国内の経済発展と安定が得られます。例えば、海外に出た時に、日本のように自衛隊が救いに来てくれない、ということはありません。それは大きな利点です。生命と財産の確保が高いレベルで維持されます。
 引き続き何か疑問質問があれば、コメント欄に書いて下さい。出来れば、一緒に話し合いたいですね。あなたの意見も聴いてみたいです。

○今回の授業では、日本の敗戦後の日本とアメリカのやり取りが非常に興味深かった。是非、アメリカのその史実を見てみたいと思いました。やはり自分の目で確かめてみたいです。

★「自分の目で確かめる」は素晴らしことです。是非とも見てみて下さい。私は高校卒業時に10日間テネシー州に行っただけですので、体験としては不十分かもしれません。最近、読み直している本に、40年前のアメリカの生々しい生活が書いてあります。よければどうぞ。

中村勝範著  『欧米からみた日本』  新有堂

 犬に対する日米の差など心に残りました。

○今の日本を哲学の歴史と照らし合わせると、日本が失おうとしているものの大切さが痛いくらいに感じられました。国連について先生がおっしゃった(??)がどういったものか判らないので、簡単に出もブログに載せて欲しいです。撤廃されていないといったものです。

★質問、有り難う。「哲学15-1」に載せました。が、抜粋しておきます。

「 もしそうであれば第二次世界大戦の戦勝国だけが常任理事国で拒否権を持ち、日本とドイツには宣戦布告なしで攻め込める敵国条項のある「国際連合」は解体しなければならなくなります。」

 「敵国条項」については、ネット上で幾つも優れた解説が出ていますので、例えば東洋経済の以下のHP、そちらに譲ります。

松本 利秋著 「戦後70年、いまだに敗戦国扱いされる日本 国連とは第二次大戦の「連合国」の意味である」
http://toyokeizai.net/articles/-/78407?page=3

 他にも色々と解説がありますが、昨年の平成27年、中華人民共和国がこの条項を持ち出して、「アメリカと一緒に中国で日本を抑えこもう!!」という外交メッセージを出しています。


 -「問5 講義15回を通して一番印象に残ったこと」でのコメント-

○哲学の今までの授業を聞いて、一番印象に残ったことはある特定の話ではなく、哲学の授業そのものです。この授業で聞いた先生の話は自分が知らなかったことばかりで、さらにもっと調べたくなるようなことばかりでした。15回の授業本当に有り難う御座いました。最後の質問になりますが・・・先生は杉原千畝(すぎはらちうね)という人物を知っていますか? 自分がすごいと思う人物の一人です。

★こちらこそいつも真剣に受けてくれて有り難う御座いました。授業中も何回も目が合い、毎回の感想も考える機会を何度ももらいました。感謝しています。杉原千畝ですね。知っていますよ。私が大学時代にヘブライ語を学ぶときに、渋谷の南側にあるユダヤ親善協会にパンフレットがあったのです。そこで「ちうね」を知りました。ユダヤ人には「ちうね」が発音しにくいようで「せんぽ」と名乗っていたので、親しげに「せんぽ」、「せんぽ」と呼びつつ心に入れました。
 隣の愛知県で万博「愛・地球博」が2005年にありました。その展示館に「リトアニア館」があり、杉原千畝の展示があるというので、それを見るためだけに行きました。幾つかの記念品を買い求め、大切にしてありました。以下のHPで少し見られます。

「愛・地球博」 リトアニア館
http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.13/C3.13.13/index.html

(抜粋)
リトアニア共和国
首都 ビリニュス  受理日 2002.04.10
同国は北はラトビア、南東部はベラルーシ、南西部はポーランドと接しており、西はバルト海に面している。第二次世界大戦中の旧リトアニア日本領事館の杉原領事代理がナチスに迫害されたユダヤ人の国外脱出のために日本通過ビザを発給したことは有名な話。人口:370万人。国土面積:6.5万平方キロメートル。一人当りGNP:3,270米ドル。

 では、ここで1つ質問を出しましょう。杉原千畝よりも数多くのユダヤ人を救った日本人がいます。それは誰でしょうか。

○私はロゴス・ノモス・フュシス・イデアなどの様々な考え方に興味をもちました。私の持っている思考は全員が持っているものではないかと思っておりました。しかし、実際この講義を聞き、様々な考え方を聞き、考えを改めました。みんなが同じ思考の持ち主ならば何も起こらないと思うけれど、到底無理なことです。でも、違う考えがあるからこそ面白く、さらに考え支えられるものだと感じました。

★嬉しいですね~。赤ん坊は全員同じ考え方です。それが徐々に分化していきます。その分化を面白い、と思ってもらうのが大学の勉強であり、研究です。そのことを、あなたの言葉で語ってくれて嬉しいです。涙が出そうです。講義をやって善かったです。嬉しいコメントを有り難う御座いました。

○洞窟の話が印象的だ。あの話を聞いて、自分自身の考えを持ち、全てに流されるべきではない。現実を受け入れ、真実を知る事に逃げてはいけない事を学んだ。

★有り難う御座います。主体性がなければ、古代アテナイが滅んだように日本も滅んでしまいます。ただし、日常生活では真実ばかりを追求すると・・・河合隼雄著『こころの処方箋』の「うそは常備薬 真実は劇薬」のようになってしまいます。一段上がった○○くんは、その点を気をつけて下さいね。

○感想にも書きましたが、日本のことを全く知らないと思ったので、天皇陛下が国民のことをこんなにも思って下さっていることを初めて知ったことが一番印象に残りました。他国には1人もこういった王などはいなかったのですか?

★歴代天皇の事績を知ってもらえて何よりです。質問にお答えします。他国の王様でも、「民が第一」という王様は沢山いらっしゃいます。授業中で挙げた個人名では、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)です。古代ローマの執政官や皇帝にはそうした代表的人物が沢山います。先ほどのユリウス・カエサルは、現在でも西欧暦で使われている7月を「July(ジュラーイ)」の語源になっています。それほど、尊敬をされるくらい素晴らしい人物だったのです。イスラム圏にも漢字圏にも多くの素晴らしい王様がいました。善い話を是非とも調べてみて下さい。心が洗われますよ。

○二宮や天皇の事など、何故日本人である私が、今初めてしったのか、勉強不足ではあるけれど、知ろうともしなかった。正直これまで学んだ哲学はよく理解できなかったけれど、今回の事は忘れない。

★正直な感想が読めて嬉しいです。私の力不足で哲学を十分に伝えられなくて、という気持ちがありますが、どうじに1つでも伝えられ善かった、と思います。お勧めの本を紹介します。

加瀬 英明著 『昭和天皇 三十二の佳話』  実業之日本社

 講義の出典として使っています。さらに、善い話が沢山あり、感服しました。昭和天皇の相撲は、押しの一手、だったことなども書いてあります。

○この大学に通って、4年間疑問だった掛川になぜ新幹線の駅があるのかを知れて良かったです。

★「4年間」、深く考え込みました。人間の世界は面白いもので、色々な理由があります。その点を受け取れるようになっていってくださいね。有り難う。

○先生の話の内容が良いので、聞きいってしまい、板書が間に合わないことが多々あった。

★そうでしたか!(笑) 私の話の内容が良い、ということは、プラトンや孔子、名もなき日本人の内容が素晴らしい、ということですね。私を通してお伝えできて嬉しかったです。具体的助言です。このブログがあるので板書は復習できますが、話は消えてなくなるので、そちらの方を大切にしてください。今後もそういう消えるものと消えないものを区別して対応を換えるようにして見て下さい。例えば、あなたの親は消えるものでしょうか?消えないものでしょうか?

○初回の授業で八紘一宇(はっこういちう)の話を聞いたのが、つよく印象の残っています。このお陰で哲学について学びたいと思いました。「哲学」の本を読みたいと思うのようになってきたこの頃、挑戦したいと思います。有り難う御座いました。

★こちらこそ有り難う御座いました。「八紘一宇」は正式な歴史書『日本書紀』の神武天皇の詔勅に「兼六合以開都,掩八紘而為宇」とあります。これを判り易く縮めたものです。授業では、これをイデアとして分類し、検討しました。哲学の本を読みたくなったようで嬉しいです。大学図書館に授業の参考書もありますし、幾つかお勧めしたい本がありますが、ここはグッと我慢しておきます。今までのコメントを読んでいると、あなたにはお勧めしない方が適していると思うのです。本当は薦めたいんですが。

○薄っぺらな感想、人間ではありますが、この授業をとってよかったと思います。ありがとうございました。

★深く首を垂れました。あなたの今までの感想を思い出すと、決して薄っぺらな感想ではないし、薄っぺらな人間でもありません。きちっと筋を通す人柄が感じられます。ただ、私も大学時代に、酒井健先生にお遇いして、「なんと自分はちっぽけで何も知らず、偉そうにしていたのか」と反省した経験があります。先生のお勧めして下さった本を、じっくり時間を掛けて読みました。まだまたちっぽけで未熟です。一緒に頑張っていきましょう。

○15回の授業の中で最も印象に残っていることは、先生がおっしゃった『哲学』とは何か、『哲学』の面白さである。哲学の面白さとは同じものを見ていても、観えているものが違うということである。哲学を学んだことを活かして、これからは何かを見る時は、様々な視点、考え方で見ていこうと思う。

★「同じものを見ていても、観えるものが違う」ということを、講義の冒頭で述べました。よくぞ覚えていてくれました。嬉しいです。どうですか?15回の講義を終わってみて、観えるものが違いますか? 数学や物理や日本の国旗や国歌などについてです。そしてこれからは、私以外の素晴らしい方々の、学問界に限らずに、意見を自分のものにしていって下さい。私が今、面白く読んでいるの本は、先ほど書きましたが、ご紹介します。

中村勝範著  『欧米からみた日本』  新有堂

○本当に今知っている歴史が本当のことなのか疑問に思いました。高木先生の妻をめとった時の話がとても面白かったです。

★「本当のことなのか疑問に思いました」は重要な想いですね。その想いを大切にしていってください。学問の、いやあなたの人生の出発点ですから。「親の言う、先生の言う人生設計は、本当のことなのか疑問に思う」ことがあなたの人生の出発点ですよね。余談になりますが、事実に基づかない歴史教育を、中華人民共和国や大韓民国などで行われている事を日本で知られるようになってきています。私が留学生に聞くと、例えば、ベトナムでは「ベトナムと中華人民共和国と戦争していない」というのを知りました。日本でもどこでもこのようなことがあるのです。参考になれば嬉しいです。妻の話、有り難う。気恥ずかしいです。

○今までの人生で出会った人の中で、高木先生ほど、自分の意志を強く持っている人に出会ったことがありませんでした。なんとなく人生を歩んできた自分にとってとても刺激ある15回の授業でした。有り難う御座いました。

★こちらこそ有り難う御座いました。私が「自分の意志を強く持っている人」となりました。私も同じ想いを持ったことがあります。例えば、今月13日は、日本国が建国された記念日「建国記念の日」です。浜松ではもう数十年、民間の力で続けてこられました。私も中で椅子を動かしたり、掃除したりのお手伝いをしているのですが、実行委員長は「自分の意志を強く持っている人」です。足元にも寄れません。そういう素晴らしい人が、あなたの周りに沢山いらっしゃるはずです。そういう人を手本にしていってください。また、何かあればコメントを下さい。

○先生の今までの人生で哲学に基づいた出来ごとの話。指輪の話や髪を色んな色にした話、自分の付き合う人への条件など。哲学の話をしながら話してもらうと「確かに」と思うことが沢山あり、これからの物事への考え方が変わりそうな気がしました。

★そうでしたか、有り難う御座います。嬉しいです。哲学は私達の生きることと関係している、という点を何とか伝えたいと自分の恥ずかしい過去を話しました。自慢になっていませんでしたか? 本年度はそういうコメントがありませんでしたが、その点は留意していますし、いきたいです。○○くんがどのような人なのかを知り、私のつまらないであろう過去の体験を交えた話を出来る場があれば、と思いました。また、大学関係者、社会に出れば数多くの素晴らしい人がいます。そういう人がどうしてそうなったのかも、今後聴いていって下さい。凄く面白いですよ。

○哲学者は皆、自分の国をより善くしようとしていたこと。哲学と聞くと難しいことを想像してしまうが、本来の哲学の意味を知ることができて良かった。

★哲学の講義の大目標の1つを、○○くんの言葉で読めたことが幸せです。授業をやれてよかったです。15回を終わって、改めてソクラテスの偉大さ、プラトンの賢さなどを、静かに考えてみて欲しいです。如何でしょうか。私は生きる意欲が湧いてきます。そういう話もしたかったですね。有り難う御座いました。

○この大学生活で、ただ何もせずに過ごすのではなく、何か資格を取るなど、行動に移して生活すれば充実するという点。

★嬉しいです。アリストテレスの解説の話ですね。あるいは、プラトン自身のイデア論の抽象化批判でしょうか。授業中はきちんと伝えられたか不安が残っていましたが、こうしてコメントを頂き少しだけ安心しました。行動に移すのを頑張ってください。私も務めていきます。

○哲学では私が今まで考えなかったイデア的考えが私はとても印象に残った。本物はイデアにあるという考えに私は反対意見を考えたが思いつかず、世界の初まり、この宇宙のできた訳を考えさせる事だった。

★そうでしたか、イデア的考え方、それによって世界や宇宙の始まりまでも考えたのですね。反対意見は、プラトンの意見を詳しくすることで出てくることでしょう。是非ともプラトンの著作を読んでみて下さい。大学図書館に全集がありますよ。訳も、宿題プリントよりも読みやすい訳ですので、お勧めです。授業を主体的に考えてくれて嬉しいかったです。

○一番最初の授業の哲学とは何かという問いに、前はあまり言葉が出なかったけど授業を通して、今なら色々と考えられると思う。

★いや~嬉しいです。あなたの成長を伝えてくれて幸せです。講義をやってよかったです。大学では他にも素晴らしい先生がいらっしゃいますし、数々の本などがあります。今後も研鑽をつづけていってください。私も来年度はさらによい講義をしたいと思っています。一緒に頑張りましょう。

○この大学にきて、本当は来るはずではなかった。来たくはなかったけど、ここに来て頑張るという考えを持っている哲学者の考え方が印象に残った。

★アリストテレスの可能態と現実態の具体的説明ですね。印象の残る内容があって善かったです。私も大学受験で本命が落ちました。こんな大学に来るはずがなかった。友達などいらない。遊ぶだけでいい。就職の時だけ頑張る。と考えていました。けれども、その考え方が自分自身を苦しめるし、視野を狭くしてしまう。自分で自分を駄目にしている体験をしています。そこを伝えられたのでしょうか。今でもその想いに時々とらわれますが、その度に、「本当は他にしたいことを後回しにしているのではないか?」と問うようにしています。イライラする時は何かをしていない時、と考えます。その後、私は詩を書くようになりました。現在まで1000を超える詩を書きました。月に2回、きちんとした詩を書いています。死後に評価されるかもしれません。それが私の「本当は来るはずではなかった」という思いへの答えになっています。何か心に残るのならば幸いです。

○本当に過去を知られたくないだけで天皇の話が隠されたのでしょうか? とてももったいないと思いました。

★勿体ないですよね、本当に。もちろん、最初は占領され隠されました。アメリカ合衆国は南部にあるアメリカ連合国を占領後、併合しましたが、その時も同じことを行いました。ただし、占領が終了して60年以上過ぎています。授業でも述べたように、その後は私達自身の問題なのです。「隠したままでよい」と放置してきた責任は日本人にあるのです。だからこそ、「ノモス国家=日本」なのです。勿体ないことをしているのは、私達自身、つまり私自身です。少しだけ責任を果たせて良かったです。

○先生の講義をはじめる時の一礼です。色々な講義の内容はあるけれども、こういった形で講義を始める先生がいなかったこと。また、自分もグラウンドに入る時に欠かさず行っていることであり、どんな講義の内容にも勝ることだと思うからです。

★有り難う御座います(一礼)。グラウンドでは何かスポーツをしているのでしょうか。コメントから、真剣にスポーツに向かい合っていらっしゃると推察します。その真摯な気持ちを大切にしていってください。私が一礼をし始めたのは本年度からなのです。エッセイを書いています。今後、当のブログの右側の「書いたもの(平成27年)」に追加する予定です。良ければ読んでみて下さい。

○何のために生きるか、という質問を聞いてから友達と相談する人、他人の答えを笑う人、すぐに書ける人、様々な人がいて人の考え方にも様々なものがあると思った。

★なるほど、なるほど。その点に着目してくれましたか、なるほど。赤ちゃんの時は全員一緒の思考方法ですが、歳を重ねるに従って、様々な考えに広がっていきます。私は今42歳ですが、もう、全然予想がつかない発想をする人がいます。面白いですね。息子は五歳で、今日も保育園に迎えに行きますが、それほど広がってはいません。これからは様々であることに興味を持ち、大切にしていってくださいね。有り難う。

○追記 授業以外の話も聞きたかった。(アニメ、人生など)

★追記を有り難う御座います。そうですね、御茶でも飲みながら、あるいはお酒でも楽しみながら話がしてみたいですね。私もいつも熱心にコメントを書いてくれるので、どんなお人柄なのか、と興味を持っていました。大学はまた9月に行きます。「科学技術者の倫理」でも少し話をしています。ツインテール好き、とか。良ければどうぞ。アニメですが、今期は「だがしかし」を見ています。それと最近のでは「おそ松さん」や「わかこ酒」が面白かったです。人生・・・むむむ。難しいですね。ただ、素晴らしい人を見習いたい、と考えています。森信三先生を見習い、授業の最初に一礼をし始めました。また、質問、コメントを下さいね。

○ロゴス的でありながら、プラトン国家など共生は可能なのか。今まで有り難う御座いました。

★的確な疑問ですね。少し考えてみますと、ロゴス、プラトンなどの定義をどのように行うか、によって可能かどうかが変わってくるでしょう。講義では現状分析だけに留まってしまいました。15回は長いようですが、案外短く、次の段階があれば一緒に考えたいですね。そういう勉強会等を開きたいなぁ、と感じました。こちらこそ有り難う御座いました。

○先生の熱意がとても高い良い授業だと15回を通して思いました。

★有り難う御座います。普段は私をほめて下さるコメントはあまり掲載しないのですが、このプリントは「名前なし」でした。このブログを見た人で心当たりのある人は連絡を下さい、学務課を通すなどで。問1~問4の内容が書いてあると確実になります。

○先生に対する意見
 ・「朝日新聞みたいな変な新聞」や「つまらない紅白歌合戦」のような発言は、それを毎日、毎年すごく楽しみにしている人からしたら、不快なため、言わない、もしくは言い方を変えた方がよいと思う。(上の2つに関しては同感ですが)
 ・「神はいないとか言って、神社にお参りに行ってはいけない」と先生は言っていましたが、神社に行く先生は神を信じているのでしょうか?

★真摯なコメントを有り難う御座います。前部に関しては私が不用意な発言でした。おっしゃる通りです。反省して今後の活かしたいです。後部に関しては、前提と結論の関係が少し異なります。唯一神教徒からすれば、神を信じていない人が他の神の宗教施設で祈りを捧げると背神行為になる、という前提の説明。もう1点、「神はいない」や「宗教は怖い」という意識で、大切な部分を全く無視してしまっているのにも関わらず、神社に行くという自己の行動の合理的説明ができない、という結論の説明です。少し補足が過ぎました。私は神社に参り手を合わせます。神を、一神教の神として拝むのではなく古代ローマの多神教のような神として拝むからです。一神教の意味では「神は信じていません」が、多神教の意味では「神を信じています」ということです。多神教の意味で、というのは、お守りによく現れています。お守りが沢山あった方が良い。しかもお金を払っていただいても良い、というのが多神教的な意味です。一神教には、ローマ・カトリックは異端なので少し例外がありますが、お守りはありません。そして幾つもの神様の物を持って、そして頼ってはならないのです。ですから、私は御神輿も担ぐし、お守りも買うし、そして多神教的な意味で神を信じています。むしろ、神道では1人1人の中に神様の要素がある、とさえ考えています。誤解を恐れずに言うと、「私は神である。だから神社に参って神を信じる。」となります。だから、お正月には死者=歳「神」様が帰ってくる、となります。私が伝えたかったのは、

「意識の上では神を感情的に否定しつつ、合理的に思考していない。さらに、無意識では神がいることを前提にする行事しているのに意識化もしていない日本人」

 を考えて欲しい、ということです。以上で答えになっているでしょうか。不足、疑問等ありましたら、またコメントなどをして下さい。真摯な助言、有り難う御座いました。

○愛野に下宿で、初めて来た時、駅に何でこんな像があるのか、かなり疑問に持っていた。その理由はよりよい社会を作るために頑張った人の証の像なんだということを知った。

★新しい場所に行くと、ずっといる人には忘れられていることに気がつきますよね。そうした時に、学びの大きな機会があります。今後も人生の中で活かしていってください。また、その像は何時から立っているのか? 誰が立てたのか? なども調べてみて欲しいです。日本国は1億を超える国家の中で安全である、というデータがあります。自然に放っておいて安全になる訳ではないのです。数多くの尊敬すべき人々のお陰様ですから、今後も気付きを大切にしていってください。

 -問4と問5と同時の人―

○問4 日本文化を知るためには、本を読む以外に何がありますか。また今残っている日本の伝統文化はなぜ残ったんですか。
 問5 先生の行動 みかんを食べたり、お辞儀をしていたり、汗がすごかったりしていたこと。

★思わず微笑んでしまいました。
 問4 伝統行事に参加してみて下さい。地元のお祭りのみならず、全国には奇祭や神事や仏事などがあります。私は日本全都道府県を全て通った話を自己紹介でしましたが、それも日本文化をおぼろげながら知る手掛かりになりました。色々な場所に旅行してみて下さい。伝統文化が残っているのは、日本人がずーっと代々大切にしてきたからです。古代アテナイのパルテノン神殿は、現在誰も拝む人はいません。他国の占領され破壊されたのも大きいです。日本は7年でアメリカの占領が終わりましたが、同じアメリカに占領されたイラクはどうでしょうか。ご先祖様への感謝が感じられます。
 問5 休み時間になるべく質問があれば受けたいと思い、教室にいました。お辞儀は森信三著『修身教授録』を読んで、今年からです。汗は、汗かきなんですよね。それとレポート用紙がないなどで走って急いで取りに行くなどで出てしまいました。まあ、変わっているな~と笑いにしてもらえると嬉しいです。

○問4 天皇様がそんなに凄い人なんで知らなかった。それと二宮さんの話も全く知らなかった。やっぱり知らないことがいっぱいあるんだと思った。昭和天皇のことは日本の文献に残っているのでしょうか?
 問5 やっぱり一番はじめの先生の挨拶とその後の授業だと思いも明日。最初でこの授業にすごい興味をひかれました。

★有り難う御座います。
 問4 まず、最初に「天皇『様』」ではなく、「天皇『陛下』」です。最上の尊敬語を天皇につけるので、その下の尊敬語だと正しくない使用法になってしまいます。紫式部著『源氏物語』は、主語が殆どありませんが、この尊敬語で誰かが判るようになっています。日本の伝統文化なので知っておいて下さい。次に、嬉しいです。文献への興味を持ってくれて何よりです。私が読んだ本の中で、お勧めしたいのは、

加瀬 英明著 『昭和天皇 三十二の佳話』  実業之日本社

です。最初にマッカーサーに直接話を聞きに行っている点と、数々の人々へのインタビューに基づく点、さらには、昭和天皇が「語らなかった理由の推測」も載っている点です。付け加えれば、他の出典も載っており、さらに調べることが出来ます。先月この本を数回目に読み返しました。それでも、感服しました。内容も文章もお勧めです。

 問5 一番はじめの挨拶でしたか。内容は「哲学は同じものを見ても、観え方が違う」や「哲学がなければ数学や物理がない」などだったと思います。関西風にいえば「つかみはOK!!」だったのですね。そのつかみがきちんと15回で伝えられたでしょうか。反省も活かして今後に役立てたいです。有り難う御座いました。

 以上で終わります。
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