講義録3-2 学生コメント集

 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。考察をつける場合もあります。

○(大勢)技術者に求められることが複雑なことだと感じた。物事に対して広く、深く考えられるようになりたい。

★前向きな感想有り難う。考えてもらえるように頑張ります。頑張って下さい。

○朴大統領のことはやらないんですか。

★えーと・・・配布プリントの高山正之著『変見自在 習近平よ、「反日」は朝日を見倣え』で、印刷の最後のページにある文章「朴槿恵に「旭日旗は韓国のためになる」と教えよう」のことですね? 講義ではやりません。興味を持ったら是非とも自分で探して読んでみて下さい。授業の中で面白そうなものをどんどん吸収していって下さい。

○問4 材料で「ある範囲で正解多数の例」 化繊と綿(Tシャツ)、木とプラスティック(テーブル)、生鮮果物食品の出荷の際に使う段ボールと木箱

★なるほど、素晴らしいです。勉強になりました。

○不完全な人間には完全な物は作れないのかと疑問に思った。

★哲学的な問ですね。「完全」と「不完全」の定義をしないと十分に検討できないでしょう。プラトンのように考えるのか、アリストテレスのように考えるのか、仏陀のように考えるのかなどです。「完全なる物」とは何でしょうか。技術者倫理の立場からすれば、「原理上完全な物=リスク零」はあり得ない、となります。詳しくは講義録をどうぞ。

○10月の大祭は例祭なのではないでしょうか? 役人たちがつくった祭りだった気がします。

★私は「神嘗祭(かんなめさい)」について述べました。宮内庁によりますと、本年度は10月17日になっています。詳しくは以下のHPをどうぞ。

宮内庁:主要祭儀一覧 :http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/saishi/saishi01.html

例祭は神社によって年1回、年2回とあるようですね。

○私は「神無月」の意味は10月は出雲大社に神が集まり、各地の神がいないからだと聞きました。同じ言葉でも様々な語源があるのですね。

★よく知っていますね。嬉しいです。私も出雲大社に集まるのだ、と想っていましたが、実はこの10月に新嘗祭を始め、秋季皇霊祭や秋祭りが数多く祝われています。その時に神様がいない?・・・あれ??と想って、神嘗祭の説を採りました。ご参考下さい。

○先生の言った"人間の四肢の冗長性"に対して少々、賛同しかねます。人の手足が四つであるのは四足歩行であった時の名残です。ではなぜ四足であったかですが自然界にて四足歩行が安定し、さらに速さを確保できる十分な足の数であったからと思われます。又、目が2つであるのは物の距離を測るためや、草食動物においては視野の獲得があったと言われています。2つ、4つある四肢ですが冗長性はなく、必要十分の最低限の個数であると思います。

★講義後に説明に来てくれて有り難う。その時の解説、十分に伝わっているでしょうか。もう1度ここで書きます。○○くんの説明は「なぜ、四肢が2つ、4つになったか」の説明です。私の説明は「四肢のもつ性質」の説明です。ですから、両方の説明が同時に成り立ちます。また、「冗長性がない」というのは、理解として不十分ですので、その点は気を付けて下さい。例えば、「なぜ、バイクの車輪が2つになったのか」の説明は「高速性と機動性を確保するため」でありますが、「バイクのもつ性質」の説明は「爽快な運転や四輪車に比べての不安定性など」です。なるほど、と想わされる説明有り難う。

 以上です。
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