講義録2-1 学生コメント集

 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。考察をつける場合もあります。

○ゆとり世代のデータ分析は、前の世代よりも良い傾向があったにも関わらず、次世代ではそのゆとりをなくすのはなぜなのでしょうか。私は、てっきり前の結果よりも劣っているがために問題とされてきたことなのだと思っていました。

★自分なりの疑問を持ちながら聞いてくれたようで嬉しいです。時間数の低下による学力低下が叫ばれて、時間数が増えることになりました。学力低下の長期的な統計データは実在しないので、教員の印象や短期的データに基づきます。この辺りに興味があれば、佐藤学氏が岩波ブックレットで3冊程書いていますので、読んでみて下さい。自分の疑問を学問に結び付けて下さい。

○質問です。その後、サイオコール社はどのような対策を行ったのでしょうか?
○経営者側ではどのような対策を行ったのかが気になりました。
(2つの質問をまとめて返信します。)

★O-リングを三重にしました。そしてその後、事故は起こっていません。その他の対策については、是非とも技術者倫理系の本を読んでみて下さい。

○色々なお話が聞けてタメになります。話を聞いているとと、先生は自我がとても強い印象を見受けられます。たくさんの知識を持っているため、そのように話すことが出来ると思いますが、どうしたら面白く、自信を持って話すことができますか?

★これは意外な意見ですが、褒めてくれて有り難う御座います。私の話は面白いでしょうか? ちゃんと伝わるかどうか不安でいっぱいです。また、教育実習の最初の高校の授業では、開始10分で全身汗だらけになり、Yシャツの色が全て変わりました。その位緊張する人間です。ただ、心掛けていることがあります。青山繁晴氏のYoutubeの動画で見た一言です。「他人に受けようとすると緊張する。しかし、公のために話そうとすると緊張しない。」と。この言葉の御陰様です。

○今回の講義を受けて、加点方式の話を聞いて、とても良い考え方だなと思いました。今回の文章に書かれている減点方式の考えでいつも講義を受けていて、テストの点数などが採れていれば良いという考えでしたが、加点の考え方をすれば、自分の向上につながると思いました。(同様の意見多数)

★学習態度を考えるきっかとなったようで嬉しいです。大学の勉強は研究ですので、加点方式に合うと思います。それにしても「はやぶさ」は素晴らしい業績と実感します。今後も日本のために生かしていきたいです。他にも「はやぶさ」の素晴らしい所がありますので、本を読んでみて下さいね。

○「時間を守らない」ということが世界基準なのではないだろうか。(中国などで)

★実態としてはそうなのかもしれませんが、規則としては世界中(多くの先進国)で「時間を守る」ことが基準になっています。では、日本が何故、実態としても時間を守るのでしょうか? 調べてみて下さい。面白い答が見つかるかもしれませんよ。疑問、どしどし書いてください。

○もし倫理の答えが1つしかないのなら、どういうものか教えて欲しいし、複数ならいろいろ考えてみたいと思います。

★良い点に疑問を持ちましたね。是非とも哲学者か思想家の本を読んでみて下さい。疑問があるからこそ多く学ぶことが出来ると思います。例えば、プラトン、カント、孔子、墨子、辺りをお奨めします。斜めから入るのなら、孫子やマキャベリッツでも。私の考えでは複数なのは、講義の最初にお伝えした通りです。


 以上です。
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