講義録15-2 学生コメント集

 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。△は補足です。考察をつける場合もあります。

 全体の傾向

問5 15回の講義で最も印象に残ったのは?
:「私心<公共心」 民のかまどと昭和天皇巡幸への感動 40%
:ミートホープと赤羽氏の内部告発 20%
:原発、総括原価方式など 20%
:その他 20% 三段論法、公平さ、許容可能なリスク、温暖化


○今までの講義全てにおいて心に残っていますが、特別心に残ったのは今回の天皇についての話です。今まで全く教えてもらえなかったことで、これほどまで重要なことをどうして知らなかったのか後悔するほど衝撃的でした。今までありがとうございました。毎回とても楽しみになる話でとても楽しかったです。

★こちらこそ有り難う御座いました。皆さん静粛に聴いてくれ、皇室の伝統の尊さを改めて実感しました。お伝えできて何よりです。この講義の機会を下さった祖国、静岡県、大学、学生の皆さんを始め関わった方々にお礼申し上げます。楽しかったです。良かったです。私も楽しくできました。

○私心<公共心 日本人は古くから素晴らしい精神の持ち主なんだと思いました。自分のために行動するのではなく、人のために行動するというのは実際にやろうと思っても、なかなかできることではありません。でも日本人は世界に先駆けてやってきました。僕も受け継いでいけたらいいなと思いました。

★嬉しいコメントを有り難う御座います。この講義をやってよかった~と実感しました。ただ1点講義でも言いましたが、日本人の伝統的価値観に基づいて日本人を肯定していることを忘れないで下さい。その伝統的価値観で他国や他の民族を判断しないように、この点だけ留意しておいて下さい。詳しくは哲学の方で検討しています。機会があれば「哲学15-1」を見てみて下さい。有り難う御座いました。他にも多くの学生の皆さんが書いてくれました。

○昭和天皇がどのような考えで日本の国民を見ていたのだろうという視点がしりたくなりました。自分の命より国民の命を心から願うとはどのような気持ちなのだろうと思いました。

★講義から一歩踏み出すコメント嬉しいです。有り難う。以下の本に昭和天皇が実際にどのような活動、お言葉を掛けられたかが書いてあります。ご参考下さい。

『昭和天皇の御巡幸』 鈴木正男著 
『天皇御巡幸』 世界日報社会部著

 また、昭和天皇の少し良い話が読みやすい短編の本もあります

『昭和天皇 三十二の佳話(かわ)』 加瀬英明著

○“福利”とは何か、という問題について考えた時です。 買ってきた弁当と母親弁当という身近なものから企業の問題に至るまで、何が幸せなのか?ということについて、これほど真剣に考えたことは人生で一度もなかったと思います。

★そうでしたか、それは嬉しいです。「幸せとは何か」は深い深い問ですね。この問いを〇○くんの人生を生きていく中で考えて行ってもらえたら嬉しいです。今後の人生の中で、絶望、虚無、有頂天、などの時があるでしょうね。お元気でお過ごしください。

○先生にオススメいただいた本を春休みに読みたいと思います。15回ありがとうございました。

★嬉しいです~。こちらこそ毎回印象深いコメントを丁寧に有り難う御座いました。オススメの本があれば教えて下さいね。私も何か読んでみたいです。

○君が代の話を聞いていて思いました。たとえ間違っていても他の解釈は否定するべきなのでしょうか? 数字ではないのだから、そういった考えもあるんだなと他の解釈を受け入れるのは間違いなのでしょうか?

★質問有り難う御座います。私の読解力がないのでしょうか、私の講義の内容を理解していない上での質問に読めてしまいます。講義の冒頭で「倫理とは正解多数の学問です」と言いました。君が代の意味も同様で「正解多数が良い」という意味です。ですから、「数字ではないのだから、別の解釈も受け入れるのが良い」というのが、講義の冒頭で伝え、君が代の意味でもあります。私の誤読かもしれません。このコメントを見たら、是非とも返信を頂きたいです。もう少しきちんとお答えできると思います。お願いします。

○また、講義の話を祖父母にするととても熱心に聴いてくれ、また先生の熱意にとても感心していました。先生のおかげで祖父母とも今後の日本について話すような時間ができ、とても感謝しています。15回の授業ありがとうございました。

★有り難う御座います。本当に嬉しいです。働くとは「八方楽く」であり、周りの人を楽しくさせること(奉るの意味もある)とお伝えしました。それを思い出しました。そして尊敬すべき祖父母様がいらっしゃること、幸せですね。そうやって孫と真剣に向かい合ってくれる尊さに日本の希望が見えます。沢山、お話をして下さいね。こちらこそ有り難う御座いました。

○ブログを拝見して1つ聞きたいのですが、パンクやメタルを聞いていたと見ました。どのようなアーティストを聞いていたのでしょうか。

★拙いブログを見てくれて感謝です。パンクは、セックスピストルズ、ラモーンズ、ダムド辺りです。インディースでイギリス、アメリカ、日本のマイナーなアーティストも聞いていました。メタルはメタリカ、メガデス辺りが有名です。その流れでニルバーナが大好きで、なんちゃってコピーバンドでボーカルをちょっとやったことがあります。その後、日本語ラップとR&B、テクノを聴くようになっていきました。また何かあれば気軽に質問して下さい。

○先生の黒板に書くスピードが早く、ノートを取るのに必死になってしまうことがあった。

★そうでしたか、有り難う御座います。こうして書いてくれた人は1人だけですが、きっとさらに何十倍もの人が同じことを想っていたと思います。今後板書する時に頭に入れておきます。忠告、有り難う御座いました。

○日本人として生まれることができて本当に良かったと思った。

★尊いご先祖様が積み重ねて来てくれたものに感謝ですね。有り難いです。講義で紹介した本に、さらに尊い話がありますから、読んでみて下さい。

占部賢志著 『歴史の「いのち」』

○他人に受け入れてもらうには、まず相手を認めること。相手の欠点を直すのではなく受け入れる。この話がとても印象の残り、一生忘れないと思います。

★心に深く刻まれる内容をお伝えできて良かったです。取り寄せ専用の雑誌で『致知(ちち)』があります。私も年間契約をしているのですが、具体的な内容で語られています。関心があればどうぞ。

○先生がブルーリボンのバッジを付けられているのを見て、立派な考えだけでなく、行動にも移しておられる方なんだと感じました。

★過分なお言葉有り難う御座います。考えはまだまだ未熟です。色々な方の考えを真似させてもらっているに過ぎません。そしてブルーリボンバッジもその真似の一環です。真似が何時か本心になり、そして何かを伝えられれば、と頑張っている最中です。一刻も早く拉致被害者の方々が日本で家族と過ごされることを毎日願っています。

○正直者は馬鹿を見る、という考えがいつ生まれたのか。日本の倫理とは逆の言葉だと思う。旭日旗があるので赤白丸は違うと思う。

★自分なりに講義の内容から一歩踏み込むのが嬉しいです。自分だけの踏み込みで疑問を持ったのですから、是非とも御自身で調べるのが良いです。それが最も役に立ちます。そして大学に来ている意義でもあります。以上で終了では素っ気ないので少しだけお答えします。「正直者は馬鹿を見る」は『聖書』の中にありますし(例えばヨブ記)、『古事記』にも因幡の白兎(しろうさぎ)の話があり、数千年前からあります。人間社会が言葉を持った頃からあるかもしれません。けれど、ここで2つ考えてみて下さい。「正直者が馬鹿を見る」となります。では、その正直者は「不幸でしょうか?幸福でしょうか?」です。さらに、その正直者は「不満でしょうか?満足でしょうか?」です。ヨブはどうであったか。白兎を助けた大国主はどう考えたか、是非とも読んでみて下さい。
 もう1点。旭日旗は国旗ではありません。日章旗だけが国旗なのです。

○一番印象に残った、というより、全ての講義において自分の考え方、価値観とかなり異なったということが印象に残った。ネットで流れてくる情報を単に鵜呑みにするのではなく、自らが情報を出来る限り集めることで、本当の中身が見えてくるということをこの講義を通じて学ぶことが出来た。

★講義全体を通して理解してくれて有り難いです。全体を見通す目を持っていること素晴らしいです。書いてくれた内容は大学の研究の根本となる、ある意味大学生が当たり前に身につけなければならない素養です。それを偶々、この講義で身につけてくれたこと嬉しいです。また、自らとかなり異なった意見を自分の中に取り入れられる姿勢も素晴らしいです。こうした良さを今後、益々伸ばしていって欲しいです。有り難う御座いました。

 以上です。
 真剣に書いてくれた学生の皆さんに心から感謝致します。






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