講義録6-2 学生コメント集


 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。△は補足です。考察をつける場合もあります。

 全体の傾向

:インフォームド・コンセントの良い面と悪い面を知ることが出来た
:物事を賛否両面から考えたい
ーー宿題の感想
:幸福を文字にするのが難しかった
:自分が如何に恵まれているかを知った

 などが多かったです。

補足:講義の冒頭に「宿題」で出した問2において「欲望の充足」を誤読している人が多く指摘しました。


○問2を考える時間が足りない

★そうでしたね、ちょっと少なかったかもしれません。気を配ってみます。

○色分けされていて重要なところは、わかりすかったですが、ときどき字がくずれてみえにく時があった

★有り難う御座います。色分け積極的に、字はなるべく丁寧に。毎回ですが。

○インフォームド・コンセントを進めると起こりうる良い事例も、もっと知りたいと思いました。

★是非とも御自身で調べて下さい。手掛かりがなければ参考書をどうぞ。また、今後講義の中で取り上げていきます。

○ ×専問家 ○専門家

★有り難う御座います。恥ずかしい間違いをしてしまいました。訂正します。

○情報の持つ絶大な力を深く考えなければ生活や国などは良い方向に進まない事を知った。

★講義を的確に理解してくれて嬉しいです。民主主義の深い部分ですね。今後も一緒に考えて行きましょう。

ーー宿題の感想です

○幸福を文字にするのが難しかった。幸せなことはたくさんあるけれど、いざ30個挙げるとなるとなかなか考えられなかった。あらためて幸福について考えて見ると、周りの人たちへの感謝がわいてきてよかった。

★公衆の福利の第一歩、幸福について考えを深めてくれて嬉しいです。私達は周りの人々、社会、祖国、世界に支えらているのです。これに気が付くことが学問の何よりの第一歩だと考えています。それでこんな宿題を出しました。

○今まで、あたりまえに生きてきたけど、こうして、身の回りの幸福について考えてみると、こうしてあたりまえに生きているのが幸福なんだなと思いました。

★まさにその通りですね。この実感を深くしていき、是非とも高い倫理を培ってください。そしてそれが公衆の福利、事故防止につながると思うのです。

○宿題を最後まで書き終わらせることができなかった。もう一週間期間がほしかった。

★次回検討してみます。参考になりました。有り難う。

○欲望の充足の意味をとりちがえていたことが今回の公義(講義)で分った。

★講義の冒頭で補足して良かったです。多くの人が誤読していました。

○改めて幸福について考えたことがなかったので良い体験になりました。人に何かをすることで幸せな気持ちになれるのは人間特有のものなのかと考えましたが、そもそも動物に幸せだとか不幸だとかの感情があるのかが分からないので結論が出ませんでした。

★良い気づきを得たのですね。是非、この疑問を大切にして下さい。キーワードとしては「利他的行動」でしょう。これをきっかけに色々と調べてみて下さい。また何かあればどうぞ。

○Q3を書いている時に、なぜか楽しいことなのにネガティブな表現を使って書いてしまいました。思ったように文章が書けないというのは、本当にショックな事です。

★そうでしたか、ショックでしたか。漫画スラムダンクに「下手糞の上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目」というのがあります。まず、自分の下手さを受け止めるのを第一歩としましょう。そこから基礎練習です。名文と言われる人の文章を丸写ししましょう。私も大学時代にそうしたことを勧められ、書き写したものです。未だに不十分な文章ですが。

○普段幸せについて考えることは、大きな幸せのことばかりだったが、こうして考えてみると自分の周りには小さな幸せがたくさんあると思いました。

★気づきがったのですね、それは良かったです。そこで1つ。幸せに「大きい」と「小さい」があるのでしょうか? それは「快楽」でしかないのではないでしょうか? 快楽に大きい小さいはあります。しかし、幸せにあるでしょうか? 考えてみて下さい。

 以上です。



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