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講義録2-2 学生コメント集

学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生のコメント、★:は高木のコメントです。△は補足です。考察をつける場合もあります。

 全体の傾向

:加点方式を身につけようと思いました。
:意思疎通のための話し合いの大切さがわかりました。
:色々な視点で考える必要を感じました。

 などがありました。


○問3について自分の意見と逆の意見に納得し、その意見の方が正しいのではないかと思わされました。他人の考え方と自分の考え方を比べて納得する意見が自分の中で書き換えられるのが楽しく思います。

★最も人間の深い喜びを知っていること、嬉しく想います。学問の楽しさは色々ありますが、自分の意見が「あ!それもあるか!」と換わっていく瞬間は、極上です。そういうことを知ってくれ、コメントで教えてくれて何よりです。本年度はやってよかったです! 今後も何かお役に立てるような講義を心掛けます。

○経営者の方が責任と権限が大きいということは、金>命となってしまうのではないか。

★確かに金>命となってしまう可能性はありますね。ただ、逆からも考えてみて下さい。技術者が経営と技術開発を同時に進めるのです。中小企業なら成り立つでしょうが、大規模受注などをする際にはそれは不可能です。毎週何回も飲み会があり、会議があり、税理士などと相談しながら研究や製品開発が出来るでしょうか。

○予算を貰うために東京に呼び出される形式を、日本は変えることができるでしょうか?

★そのためには税金のお金の流れを変える必要があります。日本一優秀な霞が関の官僚を抑え込める優秀な政治家を選ばなければなりません。敗戦後、そのような総理は安倍総理以外にありませんでした。それが内閣法制局長官と日銀総裁の人事で分ります。私達が優秀な政治家を強力に支持することで変えることが出来ます。国民主権の日本ですから、私達にかかっています。

○教科書の意見と先生の意見が違うということは正解はないということなのでしょうか? 

★正解は多数、が正確な答えです。教科書の意見も先生の意見も正解です。というのもきちんと事実の裏付けと論旨が通っているからです。倫理の世界は最初にやったように「正解多数」の世界です。理系とはちょっと違いますね。人生も何が正解でしょうか? 「正解多数」の世界ではないでしょうか?

○今日の授業ではやぶさについて知るというよりも、本当の本のおもしろい読み方についてわかった気がした。

★嬉しいです。本は書いた人の人生がギューッ!!と詰まっていますから面白いものが多いです。アニメと同じでつまらないものも交じっていますが。ちなみに、クギュー!!ではないです(分からない人ごめんなさい)。

○1単位取るためには、3時間の勉強が必要だと言っていました。講義によっては2単位出るものは、1.5時間+家庭学習4.5時間ということでしょうか?

★原則はそうなります。私自身の大学時代では、実験系で多かったと記憶していますが、家でレポートを必ず課されていました。如何ですか?

○今日の講義に使った『「はやぶさ」式思考法』という本はすごくいい本だと思いました。今の私が探している答えが見つかるような気がしました。まずはこの本を買ってみようと思います。また私にはしっかりと種が届きました。これからもこの講義を楽しみにしています。

★嬉しい感想です。○○くんが「何かを探している」ので、本のよさがより一層分かるのだと思います。○○くんが何かを探すこと、向上する心を大切にしていって下さい。種の話、嬉しいです。「5年後に5%の人が覚えていてくれれば講義を成功とする」という私の心意気の話ですね。私の心の中に、多くの先生、友人、本から沢山の木が茂っています。有り難いことです。御自身の心を豊かな森にしていって下さい。

○(問2) 不安要素がある段階では打ち上げを行わない。二重でも不安ならば、三重、四重にする。

★前半ですが、不安要素のない製造物はありません。事故起こさない製造物もありません。ですから、どうやって取捨選択するか、が問題になります。今後の講義で述べていきますね。そして後半、「三重」!正解です。技術者らしい発想、感服しました。

○問3についての話のとき、バイトの事について出ていたが、そんなんじ(ゃ)信用をなくするだけだと思いました。世界の常識も大事だが、今いるのは日本なのでそれにならった方がよいと思いました。

★確かに○○くんの言う意見は実際の社会の意見です。大学の世界がいくら理屈の通りやすい世界とはいえ、そうした日本の常識に支配されている面も多くあります。詳しくは講義の後半でやります。「属人的組織風土」や「人治主義」などです。他方、千年前の職業倫理と現在の職業倫理は当然異なります。日本の常識は常に更新され続けてきたという歴史上の事実があります。ですから、職業倫理がより善くなっていくために新しい考えを入れていくのも大事だと考えています。

 以上です。
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