講義録3-3 学生コメント集

 学生が書いた感想などと高木の返信をまとめたものです。

 学生の書いた本文はそのまま、とします。高木が補足する場合は()を付けます。○は学生の感想、☆返信:は高木の返信で、別記したい場合は考察をつける場合もあります。また、プリントだけに返信する場合もあります。全体の傾向は10名以上が書いている内容です。

 全体の傾向

:安全の基準がしっかりしていて感心した
:何気なく使っているものに、沢山の意味がある。開発者に感謝したい
:身の回りのものを「フェイル・セイフ」や「フール・プルーフ」で見ると面白い
:リスクを数字で考えるとかなりの低さであるのが判った。
:飛行機と自動車の事故確率の比較が面白かった。
:統計的にリスクを観る目が必要だと知った。


○リスクとその確率について算出について疑問を感じた。説明するさいに確率をいくたでも操作できるのではないか。

☆返信:鋭い指摘です。実際にそのような事例は沢山出てきています。現在は数字で表されると反論しにくい、という「空気」がありますが、それであっては安全対策は進まないと考えます。具体的な事例で考えていうと面白いかもしれませんね。例えば、敦賀原発の活断層について全く別の2つの判断が出ていますね。

○リスクの算出について、判断基準として必要なのは分かるが、リスクを算出することはできないと思う。

☆返信:慧眼です。原理的には無理ですが、統計的には出てきます。板書しましたがもう少し丁寧に説明すべきですた。

○予備と冗長性の違いが判りませんでした。

☆返信:良い疑問を有り難う御座います。予備、とはバックアップのことです。補助にしかなりません。例えば、大飯原発では事故対策として予備電源があります。これは事故が起こった時に一時的に72時間などは電力を供給できます。しかし、それ以降は供給するには石油が必要です。しかし、通常の電源では石油の備蓄も含めて長い時間供給が可能です。つまり、予備とは継続性や安全性が欠けるものであっても良い、他方、冗長性は同一機能、ですから継続性も安全性も同じでなければならない訳です。

○相談の時は良いけれど先生が話している間もずっと五月蠅かったので、せめて先生が話している時だけでも注意してほしいです。

☆返信:有り難う御座います。次回気を付けます。

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