後追い記事「事故隠しの体質について 論文との兼ね合い」 さらなる事故調査報告書を

 「事故隠しの体質について 論文との兼ね合い」で指摘した問題の後追い記事が出て来ました。

当新聞記事:http://takagikenziro.blog.fc2.com/blog-entry-230.html

 問題は、

①直ぐに訂正できることを発表したこと、
②事故隠し、情報隠しの体質があること、
③事故隠しの体質を解決するにはどうすれば良いか
④国会事故調査委員会などの調査報告書の穴があるのではないか?
 です。

②は、指摘した通り、事故を隠した方が経営的に得をする体制だからです。改善する必要があると主張しています。
③は、法による独占体制などの支援体制、経済産業省の令を改選する必要があることだと考えます。
④調査報告書の信頼性が落ちてしまいました。

 一般の会社でこのようなことが起これば消費者は離れるでしょう。しかし、代替できず、独占体制を法的に担保されている電力会社では消費者は離れることが出来ません。電気を中部電力以外に「実質的に」買えない体制になっているからです。これには電力会社側の強い圧力を掛けてきた経緯があります。同時に国民がエネルギー政策に無関心で、政治家に任せながらきちんと選んで来なかったという経緯もあります。(悪例に引用しトヨタ様失礼致します。日本を代表する企業として引用致します。悪意を込めておりません。)

 トヨタが、事故の原因は事故現場が暗いから分かりませんよ。と言えば、誰がトヨタの車を買うでしょうか? 
 さらに、「暗いと嘘をつきました」と指摘されて「確認が不十分だった」と5日後に言えば、どうなるでしょうか?

 これで東京電力は、経営的損をしないのです。
 損をしない体制なのです。
 問題はそこにあると考えます。

 そして、そうした体制が提出してきた情報を元にして、4つ以上の福島原発事故調査報告書が作られてきた点を見逃せません。これは東京電力そのものの問題と同時に、これまでの福島原発事故調査報告書が今後もつくられる必要性を強く感じさせるニュースです。


以下 ニュース記事全文です。

「明るさ」言及、東電から=7日の釈明を訂正―虚偽説明問題
時事通信 2月11日(月)23時9分配信
 東京電力が福島第1原発事故の国会事故調査委員会の現場調査申し入れに対し、原子炉建屋内の明るさに関し虚偽の説明をしていた問題で、東電は11日、問題が発覚した7日に公表した経緯のうち、「事故調の質問に答えて明るさの説明をした」という部分を「東電側から説明した」と訂正した。東電広報部は「確認が不十分だった」としている。 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
科学技術者の倫理(平成29年度)
書いたもの(平成29年度)
哲学(平成28年度)
科学技術者の倫理(平成28年度)
書いたもの(平成28年)
科学技術者の倫理(平成27年度)
哲学(平成27年度)
書いたもの(平成27年)
哲学(平成26年度)
「科学技術者の倫理(平成26年度)
講義録「哲学」
書いたもの(平成26年)
書いたもの(平成25年)
論文(高木健治郎の)
講義録「科学技術者の倫理」(平成25年度)
高木ゼミ『銃・病原菌・鉄』
高木ゼミ全6回『ぼくらの祖国』
教養講座6回分(平成24年度)   講義録21~
講義録「科学技術者の倫理」(平成24年度)     講義録1~15
最新記事
講義録「科学技術者の倫理」(平成23年度)
石上国語教室で行われた講演のレジュメです。哲学が足りなかったのが、福島原発事故の原因の1つではないか、と考えています。

「哲学のススメ2」レジュメ

最新コメント
カテゴリ