高木ゼミ6回④ 第5回プリントの全員読み上げ

 前回宿題となった第5回プリントの記入内容を、1人1人順々に声に出して読み上げていきました。高木だけは最後に読み上げました。時間が迫っていたので半分程度となりました。声に出して読み上げるのは、とても良い結果をもたらした、と感じています。
 
 読み上げた内容は、第5回プリントの問1から問9までです。短い言葉で見事にまとめている人もいれば、スペースが足りなくなるほど、びっちり、書きこんでいる人もいました。私は、プリント作成者でWORDで持っているので、スペースを気にせず書きたいだけ書いてきました。1人1人の発表を聞いていく中で、「気にとまった意見」や「良かった意見」を空きのスペースに書き込むのが沢山見られるようになりました。しっかりと自分で考えてきてくれたのも分りましたし、他の人の意見も考えながら聞いている姿勢も見受けられました。私の勝手な印象ですが、より多く見受けられるようになった気がします。

 さて、以下は「第5回高木ゼミプリント -希望とは-」の問1から問9まで再度掲載します。掲載元は、以下の通りです。
「高木ゼミ5回「希望とは」(記入済)」:http://takagikenziro.blog.fc2.com/blog-entry-222.html

 さらに、それぞれの下に高木がメモしたこと、説明したことを★で書き込みます。ブログを書いている時に気がついたことを「☆発展として」として付け加えます。

「第5回高木ゼミプリント -希望とは-」

問1 明治維新後の日本のエネルギー政策から見た大東亜戦争までの道筋を簡潔に述べなさい。

★きちんとエネルギー不足について述べてくれました。
☆では食糧事情はどうであったか、からも見てみると面白いことでしょう。

 農業中心から軽工業、重工業へと産業構造を変える中で、エネルギー需要の確保が出来なかった。石炭から石油へとエネルギーが移行する過程で、石炭とは異なり日本国内では石油を1%以下の確保しか出来なかった。欧米諸国が支配する世界中からエネルギーの供給が得られず、大東亜戦争の根本原因の1つとなった。

問2 大東亜戦争以降、日本のエネルギー政策の一大転換点は何だと青山繁晴さんは述べていますか?

★この問題は「青山さんは」なので自分の解釈が入らない問題です。多少の誤読がありました。

 原子炉(の平和利用)であると述べている。ウランは石油のように偏って埋蔵されておらず、エネルギーの安定確保が容易であり、ウラン使用後に濃縮することでさらにエネルギーが得られる、という点でも確保が出来るからである。大東亜戦争の敗戦を確信していた山本五十六連合司令官が開戦に踏み切ったのもエネルギーの欠如からである。

問3 現在の国際秩序における国際法の限界は何ですか? 例えば254-255頁を参考に

★「中立国がいない」という深い指摘がありました。
☆発展として:なぜ、中立国がいないのか?という点で世界史を観ていくと多くことに気がつくのではないでしょうか。そもそも国同士は利益に、あるいは損を出さないようにつながっている点です。この点が食料になるか、人口になるか、宗教になるか、経済になるか、エネルギーになるか。現在はどの点が最も強いのか、などなどです。

① 国際連合の警察権がなく、国際法に対する不法行為を取り締まれない点にある。この点は事前に予測されており「各国の国軍をまとめて国連軍を作る」と謳われているが実行されていない。さらに、警察権の担保されていない国連では司法が機能していない。国際司法裁判所は実質的な機能を果たしておらず、北方領土問題、竹島問題、尖閣諸島問題に介入できない。中華人民共和国は日本のみならず、大韓民国、朝鮮人民共和国、インド、ベトナムなど東南アジア諸国などとも領土問題を抱えている。
② 国際連合は、「連合国」である。国連は戦勝国である「連合国」が敗戦国をずっと支配し続けるために出来た組織であり、出発点から極めて偏っている。この点に限界がある。現在、日本と中国は尖閣諸島で衝突しているが、中国はこの極めて偏った点を利用しようとしている。つまり、『戦勝国である「連合国」』=中国は、敗戦国日本に、「領土を侵略しようと思えば先制攻撃ができる」という敵国条項という国際法を根拠に戦争を仕掛けようとしているのである。現在の国際連合の仕組みでは、戦勝国、国連の常任理事国は、「敗戦国にいつでも先制攻撃できる」という権利を与えられている。現在、戦勝国であるアメリカが日本の味方であるから、実行されていないが、もしアメリカが中立、あるいは中国に近い立場を取れば、日本が国際法に基づいて一方的に領土侵略を受けるのである。
③ 国際連合では常任理事国に拒否権があり、実際問題を殆ど解決できない。中国が擁護する北朝鮮のミサイル発射、ロシアが擁護するシリアでの6万人虐殺などである。国際法に基づく国連の限界は、国際法の限界でもある。
④ 国際法の実体的な限界として、常任理事国の継承問題がある。常任理事国は中華民国(現在の台湾)であったが中華人民共和国に変更した。さらに、国家破綻をしたソビエト連邦が現在のロシアに継承されている。戦勝国ではなく継承された国家が戦勝国と同等の拒否権を持つ、というのは大きな問題である。
⑤ 国際法の作成は、ほぼ全てがヨーロッパ支配体制の基に確立されている。人口比では30%以下のヨーロッパ人の歴史の教訓が国際法を構築している。第一次世界大戦前後に作られた国際法は、ヨーロッパ人が世界全てを支配していた体制を前提にしている。しかし、現在はヨーロッパ人の支配体制が残した、あるいは影響が世界に紛争をまきちらしている。前提が紛争を巻き起こしている点で最も根源的な限界がある。
⑥ 理念的な限界がある。国際連合は戦勝国の支配体制の強化であるが、国連軍の創設を見れば明らかなように、国連を中心とした支配を理念としている。他方、現在の国際連合はアメリカ至上の理念、つまりアメリカが国際連合よりも上という理念で動いている。尖閣諸島問題でもアメリカ至上の理念で解決されている。国際法の理念と一国中心の理念とは相いれない。これは
 以上6点を挙げるが、武器輸出禁止や核開発抑止など実質的な行動抑止などに国際法が対応できていない点などもある。

問4 なぜ、「学者や評論家のなかには、「尖閣諸島の海底には、実際にそんなに埋蔵量がない」と言い、・・・」という客観的事実に反する言動が起こりうるのでしょうか?出来れば身近な例を挙げながら説明しなさい。

★「国益を考えてはいけない、というのが染みついている」という意見があり素晴らしかったです。
☆発展として、他の分野でも客観的事実に反する言動が起こっているかどうかを探してみましょう。

 青山さんは、7の節274~279頁で敗戦後の既得権益構造によって新規参入を実質的に禁止する活動を具体的に述べている。資源エネルギーにおける既得権益構造は、民主選挙によって選ばれた超党派の国会議員さえも無視するほどの力を持つ。この強大な権力は敗戦後のアメリカ・イギリスからエネルギーを購入することで莫大な利益を確保し続けることで維持される。その維持を目的として客観的事実の反する言動が起こりうる。
 具体的な事例として、官庁による既得権益構造とその意地のために客観的事実に反する言動に注目して取り上げる。近年、日本の警察の不祥事が相次いでいる。司法でも大阪地検による証拠偽造という特異な例が見られた。これらは幾つかの要因があるものの、根本的には官庁による既得権益構造のチェックが有効に機能していないことを意味している。その中で警察や司法などは報道されるが、報道されていない事例を上げたい。
 児童相談所による児童拉致問題がある。「子供を守る」という名目の下に、でっち上げ、強制入院、薬漬けが横行している。親による賠償裁判が起こされているが、官庁と国民とでは官庁の過ちを認めない体質によって、児童相談所による児童拉致は誰もチェックできない構造になっている。その原因を以下に挙げる。児童相談所所長と国民とのトラブルで1000円程度のテープレコーダー(録音機)が壊れた。ある国民が壊したかどうかが裁判の争点であった。そこで私が聞いたのは驚くべき事実であった。
① 行政手続きを無視してまで裁判所が警察や司法の主張を正しいと考えること
② 児童相談所による違法行為があっても裁判所が取り上げないこと
③ 正当な逮捕手続きを経ないままの逮捕であっても正当と裁判所が判断すること
④ 社会通念上認められない主張であっても検察の主張を受け入れること
具体的には1000円の録音機を壊して全額賠償を申し出ても有罪判決が下される
 これらは全て静岡市児童相談所で起こった事件である。私は生れて始めて裁判所に入り、裁判を数回傍聴した。その実体験に基づいている。また、児童相談所による児童拉致の問題は、今月、内海聡著『児童相談所の怖い話』として発刊される。この著者は精神科医のタブーに切り込んだ本を書いた著者である。
 これらの組織的原因として以下の4点を挙げる。1点目、児童相談所所長になるのに特別な訓練を受けていない。2点目、児童相談所は大幅な権力強化が行われた。3点目、何が虐待であるか、何が体罰であるかが明確に定義されていない。4点目、新聞・TVなどのマスコミが社会の闇を伝える報道を行わなくなった。
 そしてこの根本にあるのは、「官庁による既得権益構造とその意地のために客観的事実に反する言動」なのである。日本では警察が逮捕し検察が立件すると95%以上が有罪になる。裁判所によるチェックは行われていないに等しい。裁判所は警察や検察の主張を100%認め、後は刑罰の量を決めるだけの機関になっているのである。官庁による慣れ合いがあるように思われてならない。

問5 266頁「実際は、並記も韓国が仕掛けて久しいアンフェアな作戦である」とあるが、他に韓国が仕掛けてきているアンフェアな作戦を挙げ、説明しなさい。

★「2014年までの実用化しようとする韓国の政策」、「鬱陵(ウツリョウ)島への日本の国会議員の入国拒否」などがありました。何がアンフェアか、の基準を設定するともっと明確になります。また、「国際法や国際儀礼に違反しているから、大韓民国は悪い」と一方的に決めつけるだけではなりません。どうして大韓民国がこのようなことをするのか?という観点から、朝鮮民族全体の歴史や地政学的な位置を考察する必要があります。かつて、日本に敵愾心(てきがいしん)を抱いただけのマッカーサーは、日本を占領した後、「大東亜戦争は日本の防衛戦争であった」と議会で証言したそうです。立場を変え、歴史や地政学的な地位を考察すると全く反対の見方につながり、より学問的な知へと昇華します。と学生の皆さんに説明しました。

 現在進行中の「韓国が仕掛けてきているアンフェアな作戦」は数々あるが、その代表例は、「従軍慰安婦問題」である。韓国政府が昨年従軍慰安婦の碑を建てた。しかし、以下の点でアンフェアである。
① 「従軍慰安婦」は日本人の小説家が敗戦後に作り出した言葉である。つまり、大東亜戦争中に「従軍慰安婦」はなかったのである。軍が強制連行していない「慰安婦」は、軍が強制連行した「従軍慰安婦」とは決定的に異なる。ちなみに、「慰安婦」で最も多かったのは本州出身の日本人であり、月収は現在の価値に換算して100万円以上であった。
② 日本の小説家は「従軍慰安婦」を嘘であると認めている。
③ 「従軍慰安婦」を認めたのは宮沢内閣が終わる直前で内閣の承認を得ていない。
④ その後の調査で「従軍慰安婦はない」と日本政府の内閣は閣議決定している。つまり、韓国政府は日本政府の発表を意図的に無視しており、その根拠を示していない点でアンフェアである。これは南京大虐殺などとも共通する。
⑤ さらに現在、韓国政府は「従軍慰安婦」を「セックススレイブ(性的奴隷)」言い換えて、ニューヨークの広告やワシントンポスト紙などで宣伝している。「従軍慰安婦」には人間の基本的人権を認めるが(架空であるが)、「性的奴隷」は人間の基本的人権を剝脱(はくだつ)されている、という意味を込めるのである。性道徳に厳しいアメリカでは功を奏している。
⑥ こともあろうか、安部首相が「性的奴隷を好む」という表現を使ってアジアの安定を脅かす、という評論がワシントンポストに掲載された。過去の歴史を現在の政治に利用するという意味でアンフェアである。

問6 七の節274―279頁では、日本の支配構造の宿痾(しゅくあ:長い間治らない病気、病根、持病)が書かれているが、では、日本を主導している支配構造はどのようなものであるか書きなさい。(特に色々な答えがあります)

★この問題は難しかったようでした。大企業という答えもきちんと出ましたが。
☆発展として 以下の答えも1つの見方に過ぎません。私自身書いていて、他にもアメリカや冷戦構造による敗戦後の既得権益など色々と答えが思い浮かびます。今後も要検討です。

 日本政治を根本から動かしているのは、大企業の集合体です。ですから、経団連は日本では大きな発言力と力を持ちます。アメリカでは軍需産業と特定の宗教団体が結びついた「ネオコン」と呼ばれる集合体が力を持ちます。アメリカでは小銃を始め武器輸出が世界で断トツであり、反戦をテーマにして当選したアメリカのオバマ大統領でさえ、再選が危ぶまれるとインドなどアジア各国を始め世界中に航空機などの武器を売りまくりました。小学生による銃乱射事件など信じられない事件が起きようとも銃の実態上の規制ができません。アメリカではスーパーマーケットやドラッグストアよりも銃販売店が多いのも実例となります。ヨーロッパでは支配層が固定し、英国では特定の貴族層、仏蘭西ではエリート層によって動かされています。
日本が敗戦後に経済復興に舵を切り、在日朝鮮人問題、北方領土問題などを置き去りにしてきた根本原因も、大企業がアメリカの支配体制を受け入れることを決めたからです。大企業にとって政治的にリスクの伴う問題を一時棚上げし、アメリカ圏に輸出することで大企業が利益を上げ日本国の経済が潤ったのは事実です。北方領土への不法侵入や竹島の不法占拠は、根本的にはアメリカの不手際です。当時はアメリカが日本を管理していたのですから。しかし、それらは政治上棚上げするように大企業が求めました。現在、中国との経済摩擦を心配して尖閣諸島問題を棚上げするように発言した経団連の会長は特別なことではなく、敗戦後の支配体制の継続でしかないのです。それが反感を買うのは、国土保全に努める意識が出てきた、という時代変化に過ぎません。 
本来、国民や国土などの安全保障は、経済に優先される問題です。しかし、経済優先によって北方領土や竹島、シベリア抑留、北朝鮮による拉致の放置という倒錯が敗戦後に起こった客観的事実があります。これは大企業による集合体が日本を支配している構造を如実に表わす事実だと考えます。

問7 『ぼくらの祖国』には、祖国を甦らせるものとして3つ(以上)の指摘がありました。それぞれを簡潔に説明しなさい。さらに、最も大切だと思うものを挙げなさい。

★「国語」「戦争を知る」「毎日の生活の中で意識すること」「誇りに思うこと」「知ること」「転換」「硫黄島」「人のために生きること」などが出ました。きちっと青山さんの意図が言葉を通して伝わっているのが判りました。

① [ 道徳教育 ]説明:自分のためだけに生きるのではなく、公のために生きることが現在の日本の数々の問題の根源で求められているから
② [ エネルギーの自立 ]説明:日本海側のメタンハイドレート開発が敗戦後支配体制を終わらせるから
③ [ 歴史教育 ]説明:敗戦の歪みが現在の領土問題や自虐史観などを生み出し、祖国に誇りを持てない日本人を作り出しているから
最も大切[ ② ] 敢えて②。大勢は産業構造に従う。個人主義が出てきたのも18世紀以降ということを念頭に置いている。

問8 「眼つむればつねに海鳴りがきこえ来て清き勇気を清き勇気を」に対する感想を

★「祖国への愛」「波の力を貰える」「海鳴りは戦友の声」「すがすがしい気持ちになった」などがありました。
☆発展として、著者の他の歌を調べて味わってみましょう。

 最初に声に出した時、南三陸町の穏やかな海と破壊された街、残骸が堤防のように積まれた赤茶けた塊が思い出された。背筋がぞくぞくとし、穏やかになっていった。
毎回口に出す度に、ぞくぞく感は薄れていくが「清き勇気を」だけは頭に反響している。
私も「清き勇気」が欲しい。
「清き勇気」が得られないからである。追い求めて追い求めてやっと得られた、と思ったら、直ぐに消えていく。ちょっとすると全く無くなってしまう。また、ウジウジとした自分に戻る。まるで禅のいう悟りのように感じられる。禅の悟りも絶え間なく求め続けなければならないと考えられている。これは人間に与えられた宿命なのだろう。宿命を見ないようにして自分の世界を閉ざす生き方もある。それは決して悪いことでも価値がないことでもない。そういう生き方でしか得られない世界や見識、価値もある。
けれども、私はそういう風に生きようとは思えない。「清き勇気」は海から吹き上げてくる清々しさがあるからである。そういう風に生きると決して感じられない清々しい感動が好きだからなのである。私はその清々しい感動を忘れることが出来ない。『ぼくらの祖国』を読んで感じるのも、この清々しい感動なのである。だから、学生の皆さんと『ぼくらの祖国』を読む機会に恵まれて本当に良かった。幸せです。
 
問9 問いを書き終えてからの感想(いくらでもどうぞ)

★たくさんの意見が出ました。「やってよかった~」や「考えさせられた」などの言葉が心に残っています。
☆発展として、2年後、10年後、20年後になって読み返してみましょう。私は高校生の時に読んだ本を何回も読み返しています。その度に、印を付けます。年をとって感じ入る場所が違うのがわかります。今回、学生の皆さんはしっかり文章を残して本を読みました。何年後かに読み返すと自分自身が合わせ鏡としてわかるのです。ちなみに、天皇陛下と一緒に動かれる三種の神器の1つは鏡です。深い意味があります。この辺も発展として調べ、考えてみると面白いです。

 書き終えてみると、長いようで短かった、というのが正直な所である。最初は1人でも来ているのだろうか?と思っていた。最初5名もいる、と聞いて驚いた。志望校が決定していない人さえもいる、という。嬉しさと同時にちゃんと伝えられるのだろうか、と感じた。1対1ならばある程度相手の理解しやすい方法を見つけながら伝えることが出来る。家庭教師である程度の結果を出してきたからである。だから、ゼミ形式でどのようにしようか、と悩みながらであった。最初に決めたのは「学生さんを信用する」ということである。そして「期待する」のも含まれた。多くの課題を求めた。出来ていない人がいても責めずに、「いつか出来るよ」と「期待する」ことにした。いつか、はゼミが終わった後でもいい。
 そんな風にしていくと、学生の皆さんから教えてもらうことも多くなった。800字以上のレポートは読んでいて楽しくなることさえあった。日本の将来の希望を感じられるからである。敗戦後の利権構造は私が生きている間に改善されないだろう。日本の道徳教育が復活し確立するまでに生きてはいないだろう。それで良いのだし、今年2673年になる長い日本の国の歴史ではそうそう変わるものではない。2673年の間、たった1度だけ負けた経験のショックが続いているのである。負けた経験でショックを受け偏ってしまった人々が生きている限り、変更は難しい。学生の皆さんたちにそのショックの偏りが見えなかったのが、未来の日本が見えるようで希望が感じられたのである。
 ゼミプリントでも引用したインターネットの普及も希望を生み出してくれる。これまでは新聞報道によって肯定、否定両側から観るのは難しかった。NEWSWEEKのように両側からの意見を載せる雑誌は数少ない。しかし、インターネットの普及で両側から観ることが可能となった。可能となっただけで、「自分の見たくないことは見ない」という人間の本性が大きな壁になるが、情報を摂取できなかった状況よりはかなり進歩した。北方領土はまだまだだが、竹島や尖閣諸島の歴史的経緯は両側から観ることが出来る。
 このゼミを通して、未来に希望を感じられた。祖国を考える際に未来が感じられるようになったこと、心から嬉しい。
大学生の時に風の便りで「北朝鮮による拉致事件」を知り、ぼろぼろと、新聞・TVの偏向報道や北方領土、シベリア抑留(拉致)を知った時の暗くなった。20年近くを経てわずかでも希望が見えてきたのである。
著者の青山繁晴さん、ゼミを開いて下さった先生方、学生の皆さん、多くの関係する方々に感謝申し上げます。有り難う御座いました。


 以上がゼミプリントの感想を1人1人述べた内容です。最も時間をかけましたが、内容の濃さは文字に残せません。私の中でも学生の皆さんの中でも「なにをしたっけ?具体的に」と漠然とした印象でしょう。しかしながら、6回を重ねてくると「何かしらが学生の皆さんの中に残っている」のが判然(はんぜん:漠然の対義語)とします。不思議なものですし、教育の醍醐味です。

 この後、学生の皆さんと夜ご飯を食べに行きました。
 皆さんのご兄弟の話、お小遣いのもらい方などなどゼミでは話さない話をしました。楽しい時間が過ぎました。
 ご飯の後、挨拶をしてゼミを終了しました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
書いたもの(平成29年度)
哲学(平成28年度)
科学技術者の倫理(平成28年度)
書いたもの(平成28年)
科学技術者の倫理(平成27年度)
哲学(平成27年度)
書いたもの(平成27年)
哲学(平成26年度)
「科学技術者の倫理(平成26年度)
講義録「哲学」
書いたもの(平成26年)
書いたもの(平成25年)
論文(高木健治郎の)
講義録「科学技術者の倫理」(平成25年度)
高木ゼミ『銃・病原菌・鉄』
高木ゼミ全6回『ぼくらの祖国』
教養講座6回分(平成24年度)   講義録21~
講義録「科学技術者の倫理」(平成24年度)     講義録1~15
最新記事
講義録「科学技術者の倫理」(平成23年度)
石上国語教室で行われた講演のレジュメです。哲学が足りなかったのが、福島原発事故の原因の1つではないか、と考えています。

「哲学のススメ2」レジュメ

最新コメント
カテゴリ