講義録15 事実を客観的に見続けると出る闇と嫌悪=学問の出発点 理系の報われなさ  日本の技術者の現状  「はやぶさ」に見習う克服と提言 日本人の倫理の復活 

(文意不明、文末の言い回しミス、誤字脱字は沢山あると思います。ご了承下さいませ。また、講義内容に大分加筆しています。敬称は略させて頂きます。)

 大暑(たいしょ)になり、最も暑い気候となりました。
 蝉(せみ)が、ワーンワーン、と鳴き続け、素麺の美味しさを引き立ててくれます。

 長かったような、短かったような講義録が終わります。

 長かったか短かったかは見る視点で変わってきます。大きい視点で見ると、後100回の講義は出来ません。私も学生の皆さんも大暑を100回経験出来ないのと同じです。小さい視点で見ると、もっともっとやりたいことがありました。政府の事故調査報告書を少しでも取り上げたです。

 大暑は古代中国で作られましたが、その背景には毎年、暑くなり寒くなる、という自然の法(法則)を知りたい、という考え方がありました。色々な法を知り、よい生き方や行動を定めていこうとしたのです。計測機器の発展と自然科学の進歩によって、大分洗練されてきています。それでも教えてくれる根本は変わりません。この講義は100回ではなく1回しかない、ということです。私の人生がたった1回しかなく、宇宙が数百億年過ぎようとも、もう1回同じ人間は出てきません。受講してくれた学生の皆さんに同じようにお逢いすることも出来ません。

 同じように、学生の1人1人が、この宇宙の中で他の誰にも同じ人がいない、同じ人は出てこないのです。その貴重な皆さんにお逢いできたことを嬉しく感じています。途中怠けた人、講義中喋った人、自分の貴重さに気がつかない人などなど、それがまた大変貴重な出会いだったのです。自然科学の進歩によって、明確に1人1人が1回しか産まれず、そして死ぬことが分かっています。目をそむけても、見ないようにしても、毎年必ず大暑がやってくるのと同じように、避けられない、変えられない事実なのです。

 貴重な出逢いが、この講義でありました。貴重な出逢いに応えられる講義が出来たのかどうか。そう考えると、長かったような、短かったような講義、と感じてしまいます。不十分な点が沢山頭に浮かんできますが、もう戻ることは出来ません。前を向いて、いえ、前に向かって進まされていくだけなのです。人間に変えられることは極めて僅(わず)かなことです。現在も苦しむ被災者の方々をサポートする、福島原発事故の教訓を生かす、再発防止に努めるなどしかありません。

 大暑、あるいは過ぎるとお盆がやってきます。
 昔の日本人は、この最も暑い最中に、2年以内に亡くなった身内を考えてお盆の準備をし、供養してきました。そうやって、明確に1人1人が1回しか生まれず、そして死ぬことを受け止めてきたのです。
 暑かっただけの蝉の声が、少し涼しくなりました。

 それにしても素麺は、簡単に作れるし美味しいですね。

 枕話が全ての講義の枕話のように長くなってしまいました。

目標

:事実を客観的に見ていくと出てくる闇や嫌悪について知る
:自らの出発点を思いだし客観的に見ていくこととのズレの大切さを知る(意思の大切さを知る)
:技術に基づいた発展をしている日本国における技術者の現状を軽く知る
:青色LED裁判を題材に、社会背景と技術の関係を考える
:福島原発事故を始めとする敗戦後の原子力政策に欠けている倫理を考える
:敗戦後の日本を支配してきた米ソ冷戦構造と既得権益という視点で他の分野も考える
:物語、神話の深い智慧に日本人の倫理復活の鍵がある、という考えを知る

紹介した本 紹介したプリント 配布プリント 宿題

 なし

講義中の問一覧

パターン①
 問1 なぜ、あなたは理系に来たのですか?
 問2 世界で一番大きいお墓はどこの国にありますか?

パターン②
 問1 なぜ、理系は人気がない?
 問2 日本人の倫理の根本は何ですか?

パターン①と②
 問3 (講義全体で一番印象に残ったこと
 問4 感想


 -講義内容-

最初に、毎回の小テストを返却しました。座席の指定はありませんが、1人起き位で座れるように後ろの席を座席禁止にしてきました。その余った机の上に置き、学生の皆さん自身で探してもらいました。必要ない人もいるでしょうし、高木の労力が大きくなるのでこのような方法で返却します。そして○をつけた一覧表を回して学生の皆さん自身と互いに確認します。現在の日本の大学は出席不良が、即成績に響くので、このような方法を取っています。ざっと計算して、249名×出席率90%×(講義14回+宿題4回分)=4034枚になります。採点していたら、私の身長(178センチ)と同じくらいになりました。
 この小テストの返却は、クラスごとかかる時間が違い、10~30分くらいでした。目安は30分としており、あまったクラスは、「どうして、女性の方が化粧や服にお金を掛けるか?」という小話をしました。アジアでもアフリカ、ヨーロッパでもデパートに行くと、大体1階は女性の化粧品が売っています。化粧品5000円の原価は10~50円くらいなので開発出来れば大儲け出来る商品です。静岡市の伊勢丹は1階から4階までが女性物、5階が男性物です。階数で4体1ですが、家賃を考えると6~10対1くらいではないでしょうか。これは日本という地域性に限りませんし、現代だけではないので時代性も関係ありません。その答えは、文化や社会の問題ではない、という視点に気がついてくれると学術になります。
 動物行動学では、「人間が二本脚だから」という答えになります。女性は妊娠出産の時、二本脚ですと極めて行動範囲が狭まり運動能力が低下します。その時に餌を持って来てくれる存在が必要になるのです。牛のように4本脚だと3本でも歩行時に安定しますのでこの限りではありません。人間は歩行時に1本脚になり、しかもお腹が出るとバランスが崩れるので行動範囲が狭くなり運動能力が低下するのです。
 他方、オスは性行為が出来ないので他のメスに移ろうとします。餌を妊婦に持ってこなくなる可能性が出てきます。そのため化粧をするというのです。もう1つ、女性が噂話や恋愛の話が好きで、グループを作るのもこれに関係するという考え方があります。オスの浮気(他のメスに移る)のを事前に防ごうというのです。恋愛の話を女性は隠せない、という諺がありますが、この当たりを指すのかもしれません。つまり、オスVSメスだと浮気にペナルティーがつきませんが、オス1匹VSメスグループだとグループの方が勝ちペナルティーがつく、というのです。これだけだと何やら女性の方だけを述べていて、公平ではないので、男性側も見てみましょう。

 男性は『聖書』では、人間=男性で、男性から女性が作られた、ことになっていました。しかし、人間はお母さんの中で3ヶ月目まで全員女性です。つまり、人間=女性で、女性から男性が作られた、のです。ですから、男性には不必要の乳首がついています。『聖書』に創造神の真理が書いてある、と考えるキリスト教の一派では、「どうして男性に不必要な乳首があるのか?」というのが長年議論のまとでした。ずーっと議論をしましたが答えは出なかったのです。その前提が自然科学ではなかった、ということです。他の例としては、女性の処女膜の話があります。人間だけにあるから人間の特徴だ、と考えていたのですが、モグラの一種に見つかった、という事例もあります。
 余談が過ぎましたが、つまり、人間の標準は女性なのです。その標準からバージョンアップした男性は、バージョンアップした分、弱い部分が出てきます。女性に餌を与えるために筋力や反応速度が速くなりましたが、その分、心が弱く、自殺率や犯罪率が3~10倍程度高くなります。さらに、多様な行動を取るように本能に植え付けられているからでしょう、権力欲や競争心が強くなっています。女性の嫉妬は精々、2,3人で済みますが、男性の嫉妬心は戦争を生みだし数千人~数十万人に及ぶことは過去の歴史を見れば明らかです。ですから、男性は女性よりも少しだけ生まれる数が多くなっています。何気ない、

 「どうして女性の方が化粧をするんだろう?」
 「どうしてデパートの1階は化粧品売り場んだろう(臭いのに)?」

 などの自分の心の声に浮かんだ疑問を調べてみるのが、大学の勉強です、というのを伝えたかった、とまとめて、技術者倫理に入って行きました。

 次は、知り続けると出てくる闇と嫌悪です。
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