「三菱ふそう事件」について


三菱ふそう、販売店などの不動産を1600億円で売却
(読売新聞 - 06月28日 10:46)
 独ダイムラー・クライスラー傘下の三菱ふそうトラック・バスは28日、国内約180か所の販売店や整備拠点の土地、建物をセキュアード・キャピタル・ジャパンが運営する不動産ファンドなどに約1600億円で売却したことを明らかにした。

 財務改善や、環境規制への対応で拡大する研究開発投資に充てる計画だ。

 売却したのは、全国約260か所の販売店や整備工場などのうち、独立系販社を除くほとんどの拠点の不動産。資産売却後も賃貸料を支払って販売店や整備拠点として営業を続ける。

 三菱ふそうは、大型トラックなどの大規模リコールで、2006年12月期決算(単独ベース)の税引き後利益が1210億円の赤字となった。赤字は3期連続で、財務体質の改善が急務となっていた。
三菱自動車工業(株) (7211) 東京


10年来株価高安 詳細
  高 値 安 値 累積売買高
2007年 204 円
2007/01/15 180 円
2007/06/08 2,549,293,000 株
2006年 270 円
2006/01/10 184 円
2006/06/08 8,953,576,000 株
2005年 363 円
2005/11/08 118 円
2005/01/04 21,320,522,000 株
2004年 350 円
2004/04/13 72 円
2004/08/04 7,686,021,000 株
2003年 312 円
2003/07/10 205 円
2003/12/17 490,328,000 株
2002年 444 円
2002/04/08 205 円
2002/10/10 613,616,000 株
2001年 458 円
2001/06/20 197 円
2001/09/26 392,228,000 株
2000年 497 円
2000/07/10 305 円
2000/01/12 364,910,000 株
1999年 680 円
1999/07/02 299 円
1999/01/12 355,672,000 株
1998年 500 円
1998/02/10 208 円
1998/10/02 255,302,000 株
1997年 946 円
1997/05/07 392 円
1997/11/12 289,386,000 株
1996年 978 円
1996/06/21 830 円
1996/12/20 268,691,000 株
1995年 975 円
1995/01/05 683 円
1995/06/12 183,716,000 株
1994年 1,010 円
1994/06/20 796 円
1994/01/04 266,890,000 株


三菱自動車の決算書 巨額赤字と再建計画
予想を上回る巨額赤字!
相次ぐ不祥事で世間を騒がせた三菱自動車。
市場から信頼を失った結果が、決算書にも如実に表れている。

再建計画は打ち出されているが、失墜した信頼を取り戻すには時間がかかりそうだ。



売上高-他社が好調の北米でも不振
トヨタや日産、ホンダが好調でも北米でも、三菱は競争社会の波に呑まれて販売不振に。
加えてアメリカの金融子会社で発生した損失が足を引っ張る。
営業利益・営業損失売上高-03年3月期から一転、赤字へ!
売上が35.1%下がっているので、売上原価は31.7%、販売管理費は29%しか下がっていない。
米国での販売減やインセンティブの増加もあいまって販売効果が下がり、828億円の黒字から969億円の赤字に。
経常利益・経常損益-赤字へ!
前の期より営業外収益が増え営業外費用が減っているが、それでもマイナス
よって、営業利益よりもさらに赤字幅が広がった。
特別損失-減損処理が赤字幅を一層拡大
リストラが伴う損失に加え、設備や土地建物などの固定資産評価額を実勢に合わせる減損処理、
つまり損切りが特別損失となり、赤字幅を拡大した。
当期純利益・純損失-予想の3倍もの巨額赤字!
最終的な赤字額は03年3月期の373億円(黒字)から一転した。
従来予想の720億円の3倍に達する2154億円の赤字となった。
05年3月期の見通しも当期利益2300億円の赤字とさらに悪化するが、06年3月期には黒字回復を目指している。

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自己資本比率はついに1%台に

貸借対照表を見ると、資産合計が前期の約2兆4254億円から2兆290億円へと3963億円ほど減少。割合にして17%近く減っている。

流動資産はもちろん、固定資産も大幅に減少しており、経営の健全度を示す自己資本比率も前期の11.5%から1.5%へと激減。まさに壊滅的状況にある。
三菱グループの沽券にけてもV字回復を果たしたいところだが・・・・・・・・。

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新車販売台数 5月は56%減

最近では「リコール隠し」にあまり驚くなってしまったというくらい、頻繁にマスコミに登場している三菱自動車。
相次ぐ事実発覚により販売台数は減少の一途をたどり、ついには56.3%にまで落ち込んでしまった。
そんな中で新再建案を打ち出したが、どうにも空しく感じられてしまう。
一度ならずとも失った信頼をどう取り戻すか ― 注目されるところである。
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