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高木ゼミ6回② 「児童相談所による拉致(保護)事件」

 長くなりましたので、講義(ゼミ)内容は2としました。

☆追記:平成25年2月4日午後9時

 また、後に述べます児童相談所による拉致(保護)事件の被害者であるご両親に当ブログに目を通して頂きました。私の誤り「児童相談所の任命資格は必要ない」が「任命資格があること」と「杜撰(ずさん)な配置」についてご教授頂きました。お礼申し上げます。詳しくは該当箇所をご参照ください。

☆以上追記終了

 ○講義内容

 少し何気ない雑談をした後、ゼミ後にご飯を食べにいく出欠確認をしました。今回で最後だと思うと「早かったなぁ~」という想いと「十分出来たなぁ」という考えが交錯しました。『ぼくらの祖国』という本の力強さは、驚くべきでした。初回には想像できない程のレポートを、学生の皆さんが、それぞれ違う言葉、異なる視点、しっかりとした意見で書いてくれました。後で、抜粋を掲載しようと思います。何回も読み返し、何度も嬉しくなりました。寒くて疲れてくるとマイナス思考になりますが、『ぼくらの祖国』もそうですが、学生の皆さんのレポートを読むと、勇気と元気が湧いてきます。そんな気持ちで講義を始めました。

 一礼の後、最初に取り上げたのは、内海聡『児童相談書の怖い話』です。
実は、私の住む静岡市であるご両親の子供が、6年間違法な行政手続きに基づいて、児童相談所に拉致(保護)されています。著者の内海氏がこの話を聞いた時に「信じることが出来なかった」と書いていますが、私もそうでした。そこで無理にお時間を頂いて、直接ご両親と他のお子さんに逢い、裁判を傍聴しました。その裁判は児童相談所で勝手に所長がご両親の会話を録音したので怒って、録音機(ICレコーダー)を「落とす」または「投げる」ことを刑事告発した裁判でした。「落とす」または「投げる」かで争う裁判でした。しかし以下の点が信じられませんでした。

・たった3000円の録音機を壊して「すいません」と謝り「全額賠償する」と言っているのに有罪にある。

もし、皆さんが市役所に行って3000円位(3143円)のものを壊してしまったら・・・有罪で懲役6カ月執行猶予3年になるのです。

 私は児童相談所の児童拉致問題と共に、日本社会の中にある根深い闇を見ました。私は生まれて初めて裁判を傍聴しましたが、「無罪になる」と信じて疑いませんでした。裁判ではよく「社会通念上(常識の難しい言い方)」を使いますが、私は「社会通念上、3000円の物を壊してしまい全額弁償する、と言っているのに市役所が国民を訴えて犯罪者にする、というのがありえない」と考えます。

 以下の点も信じられませんでした。

・録音機が「投げつける」現場を誰一人確認していない。
・警察官による逮捕は正当な手続きを踏んでいない恐れが高い
・児童相談所の所長の証言は聞くが、ご両親(日本国民)の証言を聞かないで逮捕した
・証拠保全が行われていない(お父さんは逮捕手続きをされていて詳しい)
・証拠保全や正当な手続きについて弁護側が問いただしても裁判所は無視
・製造メーカーの担当者は「投げつける」ことをしてもこれほど壊れないと証言(しかし採用されず)

 ここには日本社会の深い闇があります。私は客観的事実としてこの闇を考えなければならない、と思います。「祖国」を愛することと同時に客観的に見る必要があるからです。私は以下の点が気に掛かりました。

①警察と検察、裁判所などが互いになれあっている。→裁判所が国民よりも警察の言うことを優先する
 実例として、刑事告訴された人の95%以上は有罪になっている。
 平成19年地方裁判所の第1審は「通常第一審事件」ですが、有罪79920件、無罪99件で、有罪率99.8%です。
出典:http://www.stat.go.jp/data/nenkan/back59/25.htm から「25-13 通常第一審事件の終局総人員(エクセル:25KB)」をクリックして下さい。

②日本国民が「お上=警察、検察、裁判所」のすることにノーチェックだった。
 もちろん、信頼することで得られる利益もありましたが、現在は他の警察の不祥事などが明るみに出てきているように、ノーチェックの弊害が大きくなっている。

③「人権」、「虐待」、「体罰」などの言葉が出るとそれだけで「正しい」という価値判断を下してしまう。
 著者内海氏は『精神科は今日も、やり放題』という本を出してベストセラーになりましたが、「精神科医は正しい」と信じ込んでしまう体質があると思います。これはこれまでのゼミで述べてきたように「従軍慰安婦」=「悪いこと」と価値判断を下してしまい、歴史的経緯(敗戦後に小説家が作った)や公式見解(調査したが無かった)や社会背景(韓国経済が悪くなると外へ目を向けさせる)などを見なくなってしまうのです。
 「児童相談所に子供が保護された」→「両親が悪い」という価値判断を下してしまうとしたら、それは大変危険なことです。

④児童相談所の所長は何の技術や資格などがなくなれる。
 新しく作られてきた組織なので生じてしまいました。

☆追記 平成25年2月5日午後9時 ご両親より以下のことを教えて頂きました。④は高木の誤りです。お詫び申し上げます。

「児童福祉法第12条の3」に任命規定がありました。調べてみると、

第十二条の三  児童相談所の所長及び所員は、都道府県知事の補助機関である職員とする。
○2  所長は、次の各号のいずれかに該当する者でなければならない。
一  医師であつて、精神保健に関して学識経験を有する者
二  学校教育法 に基づく大学又は旧大学令(大正七年勅令第三百八十八号)に基づく大学において、心理学を専修する学科又はこれに相当する課程を修めて卒業した者
三  社会福祉士

杜撰に実態についての任用の現状と課題について平成21年度研究が日本虐待・思春期問題情報研究センターから報告が出されていることも教えて頂きました。

http://www.crc-japan.net/contents/guidance/pdf_data/H21_senmon.pdf

私の読んだ限りでは以下が要点になります。

○一般公務員である「行政職」よりもソーシャルワーカーなどの「福祉職」を任用するように提案しています。何故ならば、児童虐待は「行政職の公平さ」よりも「福祉職の膨大な経験の蓄積と研鑽」が求められるからである。同時に「行政職」の任期期間の短さも指摘されています。

以上で補足終了です。」


⑤法律の欠陥がある
 どこから「しつけ」で「虐待」なのか、が「主観的」である。類似の問題として桜宮高校の「教育行為」と「暴力」の区別がきちんとされていない。また、親の「体罰」と「虐待」の区別も極めて曖昧である。

⑥子供を保護すれば予算が増える行政のシステム問題
 児童相談所の仕事がないこと=子供が虐待されていないこと=善
 なのに、
 児童相談所の仕事がないこと=予算が削減されること=悪
 という行政システムの問題があります。
 これは年度などに急に道路工事が始まる、などの問題と同じです。

 以上のようなことから、以下のように考えます。これは高木の考えであることを断って置きます。

 何の資格もなく単に公務員試験を通っただけで、監督官庁の通達にも目を通していなかった児童相談所の所長が、急に造った欠陥のある法律を主観的に利用して児童相談所による拉致事件が起こった。他方、児童相談所は子供を保護しなければ予算縮小となるから子供を適当に選びだす。静岡の事件では両親がたまたま法律に詳しかったので感情的になり、3000円の物品を壊しただけで刑事告訴をしたのである。そして警察も検察も司法もこれを止めることが出来なかった。

 原発事故を調べていて、同じような深い闇が見えて来ます。

 日本では行政機関(霞ヶ関の官僚が中心)が政策決定をしてきました。政治家は決定を少々修正するだけでした。政治家は国民や国際社会から非難されますが、実は決定権を持っていないのです。悪者扱いされる政治家は直ぐに首になります。しかし、実際に政策決定をしているのは官僚であり、その官僚が自分たちの利益だけを考えると日本国は低下します。これは大東亜戦争時、「アメリカと戦争としているのではなく陸軍と海軍が争っている」と評されたように、敗戦前からなのです。
 原発事故でも、科学技術庁系と産業省系の2派があり争いを続けました。争いに勝った産業省系は自信過剰となり事故対策を怠り、わがまま放題になりました。その根本にあるのが、①や②です。官僚はノーチェックであり、国民はそれに従うという意識があると考えます。

 青山繁晴さんも『ぼくらの祖国』の中で日本の行政機関の問題について何度も触れていました。この問題は現在の日本の未来を決める大きな問題の1つと考えます。

リンク:静岡市の「児童相談所による拉致(保護)事件」をさらに詳しくお知りになりたい方はご両親がブログをされております。メールアドレスを登録して「承認キー」をもらう必要がありますが、直ぐに頂けます。私も登録しています。

「児童相談所の実態(実録)」
http://www.boreas.dti.ne.jp/~h777m300/
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